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日本代表

「優れたケミストリー」久保建英とシルバの連係を現地メディア絶賛!「ショーが保証される」 一方で逸機には改善を求める声も

THE DIGEST編集部

2023.03.21

 一方の『AS』紙は、シルバとのコンビに注目し、「重要な存在感を発揮したエルチェ戦で示されたのは、シルバとの特別な調和だ。この関係は、日本人選手が昨夏にラ・レアルを選択したことが正しかったことを示している。チーム内に同じ“サッカー言語”を話す選手を見つければ、全ては簡単になる。エルチェ戦では、22本のパスが2人の間でかわされ、シルバは久保に6つのゴールチャンスを生み出した」と報じている。
 

 同メディアの個別評価の記事では、「彼には、ラ・レアルで役割を果たす上で、より決定力を高めることが求められている。それはもちろん、エルチェ戦でも同様だった」と、ここでも逸機に対する指摘がなされた後、「前半、先制点を奪うための明確な2つのチャンスはあったが、彼は3度目で失敗することはなかった。シルバの偉大なアシストを受け、ファンタスティックな、相手GKの前を横切るシュートを決めた。相手守備陣にとっては、常に苦痛となった」とポジティブに評された。

 続いてバルセロナのスポーツ紙『MUNDO DEPORTIVO』は、実況記事において、前半終了後に「シルバとタケの素晴らしいパートナーシップは、チュリウルディンのファンに多くの喜びを与えようとしている」として、前半のベストプレーヤーに背番号14の日本人選手を挙げ、試合終了後も「ソシエダがこの2人のおかげで、再び笑顔を取り戻した」として、MVPにはやはり久保を選出している。

同メディアの、久保とシルバのコンビへの賛辞は止まらず、「優れたケミストリー」「(ゴールは)並外れたシルバと久保の優れた足技による産物」「彼らの場合は『1+1=3』になる」「シルバは崇高であり、(彼が出したパスに対して)久保だけがそれをゴールに導く方法を知っていた」「彼ら2人により、ラ・レアルはより速く、流動的になる」……。また、久保が過去2試合でスタメンを外れたことについても言及し、「日本人は、彼がスターターでなければならないことをイマノルに対して、明らかにした」と綴った。

 なお、同メディアの個別評価では、「破壊者」と表現され、寸評では「開始1分から79分に交代するまで、足技と彼自身の動きによって、相手に壊滅的な打撃を与えるとともに、シルバとの連係でエルチェを粉砕した。グラン・カナリア島出身の“兄弟”からのアシストで先制点をマーク。日本人選手による素晴らしいプレー。素晴らしい奴だ」と絶賛している。
 
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