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日本代表

「信じられないほど見事な跳躍」三笘薫の代表ヘッド弾に各国メディアが反応! 敗戦には「W杯以降改善されていない」と手厳しい評価

THE DIGEST編集部

2023.03.30

 コロンビアの日刊紙『EL ESPECTADOR』は、日本戦を自国側の視点から「コロンビアはライバルよりも鋭く自信に満ちたプレーを披露。ボッレの素晴らしい技術的なジェスチャーで日本を下した」と報道。『EL HERALDO』紙は、「ボッレは魔法のランプをこすり、脚光を浴びる芸術作品により、敵地で2-1の勝利を母国にもたらした。その瞬間、選手たちは彼を抱きしめるために駆け寄り、我が国では、試合を見るために早起きした全てのコロンビア人が一斉に叫び声を上げたが、日本でのファンの反応は真逆だった」と綴っている。
 
 同メディアはまた、ボッレのオーバーヘッド弾が、日本生まれの世界的人気を誇る某サッカー漫画を想像させるレベルのものだということで、「日本人のイマジネーションを反映したスタイルのアクションで試合を締めくくった」とも報じた。

 一方、『EL NUEVO SIGLO』紙は、この試合でのコロンビアの課題(逆に言えば日本の良かった点)に言及。「昨日の日本戦でまた問題が浮上した。それは、空中戦での不備だ。それが日本にゴールが生まれた理由でもあり、我が代表チームはそれを修正するために取り組まなければならない。南米レベルでは、ヘディングを得意とするチームが多々あることを忘れてはならない」と指摘している。

 そして、『Vanguardia』紙は、三笘のヘッド弾で先制点を奪われた場面を「分散した守備によって、相手チームにゴールを脅かされた」と伝え、これが自チームのミスによるものだったことを強調。また、今回の遠征で見つかった課題として、「試合開始時の姿勢と集中力」を挙げた。

 他の南米メディアでは、アルゼンチンの日刊紙『Ole』は試合結果を報じるだけでなく、同国代表選手のアレクシス・マク・アリステルのブライトンでのチームメイトである三笘に注目し、「日本人選手はチーム唯一のゴールを決め、改めてその優秀さを立証した」「54分までプレーした三笘は、パス成功率79%、シュート1本、守備でのデュエル3勝、ボールタッチ31回、クロスの成功率100%を記録」と、そのプレーの詳細を紹介している。

 彼のプレーについては、ブライトンの地元メディア『Sussex Express』が「ブライトンのヒーロー、三笘が信じられないほど見事な跳躍でのヘディングでゴールを記録」「『シーガルズ』の魔法使いがスコアを動かすのに要したのはわずか3分だった」「三笘は直近のクラブと代表チームでの16試合で、8ゴール・5アシストを記録。アメックススタジアムの人気者は、代表での20試合で6試合しか先発出場しなかったものの、他のどの選手よりも多くのゴールを決めている」と、賛辞を贈った。
 
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