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海外サッカー

ブスケッツのバルサ退団に盟友メッシや宿敵マドリーからも温かいメッセージ! 英紙は「全てを見通していた」と頭脳的なプレーを称賛

THE DIGEST編集部

2023.05.12

 そして各国のメディアも、バルサにおけるブスケッツの功績を称賛し、英国の日刊紙『The Guardian』は「彼は、守ることをしない守備的MFだった。タックルばかりしていたわけではなく、前に出ることを好んだ。優れたアスリートというわけではなく、途方もない距離を高速で走り回ったりもしなかった。しかし、彼はどんな状況にも対応できた。ブスケッツは(プレーがどうなるかを)知っていた。彼は全てを見通していた」と、そのインテリジェンス溢れるプレーに言及している。
 
 また同メディアは、「彼は世界最高のMFであり、歴史上最高のピボーテだ」(シャビ)、「もし今、選手になれるなら、ブスケッツのようになりたい」(ビセンテ・デル・ボスケ)、「天からの贈り物」(ヨハン・クライフ)、「かけがえのない存在」(ジョセップ・グアルディオラ)といった過去にブスケッツに寄せられた関係者の賛辞や、またメッシがバルサで初めてブスケッツと練習した際、すぐにグアルディオラ(当時監督)に対して「彼はやれる」と太鼓判を押したというエピソードなども紹介した。

 一方、ブスケッツの後継者問題にも各メディアは関心を寄せており、財政面で大きな問題を抱えるバルサが、この大きな穴をいかにして埋めるかを予想。候補として、レアル・ソシエダのマルティン・スビメンディ(本人は否定したようだが……)、バレンシアのウーゴ・ギジャモン、フィオレンティーナのソフィアン・アムラバト、マンチェスター・シティのイルカイ・ギュンドアンらの名が挙がっているが、現有戦力の中からフレンキー・デ・ヨングやフランク・ケシエを登用するという選択肢もあるようだ。

 いずれにせよ、ブスケッツの退団により、サッカーの歴史を変えたともいわれるグアルディオラ時代の栄光のメンバーは、現役選手としては全員がチームを去ることになる。まさに一時代の終焉とも言えるが、一方で2021年に涙の会見でバルサを退団し、以降パリSGで2シーズンを過ごしているメッシの去就が現在、大きな注目を集めており、パリを去る可能性が高いとされるスーパースターが古巣に復帰するという噂も上がっている。
 
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