現地メディアでは、『Gazzetta dello Sport』紙は「決して良いシーズンではなかったが、捨てたものでもない。セリエAでは4位を獲得。CLでは、昨季までに7年間も出場権を逃していたにもかかわらず、最も権威あるカップ戦に戻ってからわずか2年で準決勝まで駒を進めた」と、今季のミランの成績を評価したが、「最後に貸借対照表を作成し、結果に基づいて評価することに慣れている実業家のカルディナーレのビジョンでは、明らかにマルディーニがもたらしたものは彼を満足させなかった」と綴った。
一方、同じスポーツ紙の『Corriere dello Sport』は、「カルディナーレはミランの冷酷なオーナーとしての振る舞いを見せ、マルディーニの輝かしい過去にはほとんど興味を示さず、今季について記録した結果は、わずか3つだけだった。CL準決勝進出(これは高評価)。セリエA4位(ただし、ユベントスへのペナルティーによる)。戦力補強の投資額-5000 万ユーロ(約73億円/セリエA最高額ながら、投資に見合ったのはマリック・チャウだけだった)」と、現オーナー側の見解を示している。
なお同メディアは、ミランがシーズン終盤で苦戦していた際、マルディーニはCL出場権を獲得できなかった場合にはステーファノ・ピオーリの代わりに、現役時代に数々の栄光をともに手にした盟友であるアンドレア・ピルロ(今季はファティ・カラギュムリュクを指揮)を迎えようと考え、実際にトルコまで足を運んだというが、ピオーリ監督を高く評価して“アンタッチャブル”な存在としているオーナーとは、ここでも意見が対立してしまったようだ。
また、2017年にミランが中国資本に買収された際、クラブのSDに就任し、現在はパドバで同職を務めるマッシミリアーノ・ミラベッリは、出演したラジオ番組『1FOOTBALL CLUB』で、「青天の霹靂とは言えず、彼らの間で摩擦があるのは知っていた。ただ、ミランはリーグとCLの両方で重要な目標を達成しており、今回の決定には、完全には同意できない。成果は重視されるべきであり、近年達成した業績は圧倒的に良好だ。マルディーニとマッサーラは、自身のスキルを発揮し続けることを承認されるべきだった」と主張した。
一方で、イタリア人ジャーナリストのジャンカルロ・パドバン氏は、サッカー専門サイト『Calciomercato.com』で、「1年前、マルディーニは新オーナーの信頼を得、まともな予算(5000万ユーロ)と決定権という、彼が望んでいたものを手に入れたが、残念ながら結果は、彼にとっても、ピオーリ監督にとっても、そしてミランにとっても、失敗に終わった」と厳しく評価し、以下のように続けている。
「シャルル・デ・ケテラーレ、ディボック・オリギと、補強の失敗が有害な雰囲気をクラブに生み出すなど、ミスの連続だった。そして、マルディーニとピオーリ監督の間にも亀裂が生じ、指揮官は(マルディーニが獲得した)新加入選手を理由なくメンバーから外すことさえあった。カルディナーレ・オーナーはもうそれに耐えられず、マルディーニとは違う誰かと一緒に歩むことを決断した」
なお、同氏はマルディーニの後釜について、「私なら18年間素晴らしい仕事を果たしてラツィオを去ったイグリ・ターレを真っ先に選ぶ」と、ナポリからの引き合いもあるという元アルバニア人選手を推薦。また、スカウティング責任者のジョフリー・モンカダに対しても、「彼の仕事は非常に優れている」と高評価している。ちなみにジャーナリストのアントニオ・ヴィティエッロ氏によれば、モンカダは「マルディーニには、私の提案はあまり聞いてもらえなかった」と明かしたという。
一方、同じスポーツ紙の『Corriere dello Sport』は、「カルディナーレはミランの冷酷なオーナーとしての振る舞いを見せ、マルディーニの輝かしい過去にはほとんど興味を示さず、今季について記録した結果は、わずか3つだけだった。CL準決勝進出(これは高評価)。セリエA4位(ただし、ユベントスへのペナルティーによる)。戦力補強の投資額-5000 万ユーロ(約73億円/セリエA最高額ながら、投資に見合ったのはマリック・チャウだけだった)」と、現オーナー側の見解を示している。
なお同メディアは、ミランがシーズン終盤で苦戦していた際、マルディーニはCL出場権を獲得できなかった場合にはステーファノ・ピオーリの代わりに、現役時代に数々の栄光をともに手にした盟友であるアンドレア・ピルロ(今季はファティ・カラギュムリュクを指揮)を迎えようと考え、実際にトルコまで足を運んだというが、ピオーリ監督を高く評価して“アンタッチャブル”な存在としているオーナーとは、ここでも意見が対立してしまったようだ。
また、2017年にミランが中国資本に買収された際、クラブのSDに就任し、現在はパドバで同職を務めるマッシミリアーノ・ミラベッリは、出演したラジオ番組『1FOOTBALL CLUB』で、「青天の霹靂とは言えず、彼らの間で摩擦があるのは知っていた。ただ、ミランはリーグとCLの両方で重要な目標を達成しており、今回の決定には、完全には同意できない。成果は重視されるべきであり、近年達成した業績は圧倒的に良好だ。マルディーニとマッサーラは、自身のスキルを発揮し続けることを承認されるべきだった」と主張した。
一方で、イタリア人ジャーナリストのジャンカルロ・パドバン氏は、サッカー専門サイト『Calciomercato.com』で、「1年前、マルディーニは新オーナーの信頼を得、まともな予算(5000万ユーロ)と決定権という、彼が望んでいたものを手に入れたが、残念ながら結果は、彼にとっても、ピオーリ監督にとっても、そしてミランにとっても、失敗に終わった」と厳しく評価し、以下のように続けている。
「シャルル・デ・ケテラーレ、ディボック・オリギと、補強の失敗が有害な雰囲気をクラブに生み出すなど、ミスの連続だった。そして、マルディーニとピオーリ監督の間にも亀裂が生じ、指揮官は(マルディーニが獲得した)新加入選手を理由なくメンバーから外すことさえあった。カルディナーレ・オーナーはもうそれに耐えられず、マルディーニとは違う誰かと一緒に歩むことを決断した」
なお、同氏はマルディーニの後釜について、「私なら18年間素晴らしい仕事を果たしてラツィオを去ったイグリ・ターレを真っ先に選ぶ」と、ナポリからの引き合いもあるという元アルバニア人選手を推薦。また、スカウティング責任者のジョフリー・モンカダに対しても、「彼の仕事は非常に優れている」と高評価している。ちなみにジャーナリストのアントニオ・ヴィティエッロ氏によれば、モンカダは「マルディーニには、私の提案はあまり聞いてもらえなかった」と明かしたという。
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