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海外サッカー

「素晴らしい“初演”」久保建英のプレシーズン初の実戦を現地メディアは概ね高評価! 敗れたソシエダに対しては「評価を下すのはまだ早い」

THE DIGEST編集部

2023.07.27

 さらに同メディアは、「オサスナ戦のスタメンから6人が変更された中で、久保は素晴らしい“初演”となった」「前半45分のベストプレーヤーだった久保とナバーロは、インサイドへのドリブルでチャンスを作り、これに対してスポルティングはファウルでしか止める術がなかった」と賛辞を贈ったが、チームとしては「最高の1日とはならず、最もゴールに近づいたのは、久保のクロスをベニャ・トゥリエンテスが頭で合わせた場面(クロスバー越え)だった」と付け加えている。

 マドリードのスポーツ紙『MARCA』は、「攻撃での成功はほとんどなく、ミスの多かった守備面では大惨事に見舞われたバスクのチームで、ベストだったのは久保の45分間のプレーと、膝の負傷から回復したサディクの登場だった」と、この大敗を喫した一戦での好材料のひとつに背番号14の働きぶりを挙げた。

『AS』紙は、0-3の敗北を喫したソシエダに対しては「評価を下すのはまだ早い」として、こちらもポジティブな点を挙げていく中で、「今回、ポルトガルに渡った選手の中では唯一インターナショナルな存在である久保のことを評価したい」と綴っている。
 
 良い手本であり、パートナーでもあったダビド・シルバが今季絶望の右足前十字靱帯損傷を負って現役引退も囁かれ、さらに昨季のチーム得点王アレクサンダー・セルロトがビジャレアルに新天地を求めるなど、久保の双肩には重い責任がのしかかる状況となっているが、充実のシーズンを経て逞しくなった22歳がこの先、いかなる姿を見せるかが興味深い。

 一方、スポルティングの中盤で69分間、攻守両面での効果的なプレーで大勝に貢献した守田英正についてポルトガルの日刊紙『A BOLA』は、「サムライの国からやって来た日本人選手は、日いづる国の武士の行動規範をサッカーの世界において継承した。常にプレー可能で、全力を尽くし、6番のポジションで多くのボールを奪取し、攻撃面でも貢献している」と絶賛している。

構成●THE DIGEST編集部

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