一方で、“失敗”は「得点力が不足し、デ・ゼルビの豪快なスタイルのサッカーが後退して、半分以下の順位に落ち着くこと」であるとして、それが現実となる可能性も十分にあり得ることも指摘している。

　そして、同メディアがチームの「キーマン」に選定したのが、昨季、加入１年目にしてプレミアリーグの守備の猛者たちを次々に無力化した左ウイング、三笘だ。リーグの主役のひとりに躍り出て、そのキャリアや切れ味鋭いドリブルにまつわるエピソードも話題となった日本代表選手に対しては、以下のように綴られた。

「カイセドがチームを去ることになるなら、台頭するのはカオルだろう。昨季、彼はイングランドで初めてプレーし、公式戦41試合に出場して10ゴールを挙げ、８アシストを記録した。点を取らなくとも、彼は相手DFにとっての悪夢であり、両足を駆使したドリブルと素早いスピードでのターンにより、ウイングの魔法使いとなった」
  　一方、サッカー専門サイト『90min』は、「デ・ゼルビには、欧州カップ戦での経験がわずか１シーズンしかない。この戦い（による試合数の増加）によりクラブ全体の活気が落ちる可能性もあるが、それでもシーガルズは半分以上の順位でのフィニッシュを目指して進んでいる」として、今季のブライトンの順位を「９位」と予想した。

　同メディアは、「昨季、三笘がブレイクスターになると誰が思っただろうか。非常に素晴らしい成績を収めて衝撃を与えた彼は、新シーズンでもそれを持続することだろう」と期待を寄せている。

構成●THE DIGEST編集部

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