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海外サッカー

31年前のシアラーから今夏のカイセドまで――30倍以上に高騰した“世界最高峰”プレミアリーグの移籍金最高額の系譜を振り返る

THE DIGEST編集部

2023.08.18

 1992年夏の時点では、ジャンルカ・ヴィアッリ(サンプドリア→ユベントス)の移籍金が1650万ユーロ(約26億円)を記録するなど、当時世界で最も隆盛を誇っていたイタリア・セリエAの方がはるかに多くの金を動かしていたが、今や立場は完全に入れ替わり、またその差は広がる一方で、プレミアリーグの「世界最高峰」の称号は盤石である。

 奇しくも今夏(7月24日)、1978年にバーミンガムからノッティンガムへの移籍で英国サッカー史上初となる100万ポンド(約1億9000万円)超えの移籍金を記録した元イングランド代表のトレバー・フランシスが69歳で逝去したが、この「元祖100万ポンド・プレーヤー」の誕生から45年間の変化には、まさに隔世の感を覚える。そして1992年のシアラーの30倍以上となったカイセドの記録もまた、すぐに更新されていくのだろう。
 
 なお、『90min』によるプレミアリーグ創設以降の、移籍金最高額記録の更新の系譜は以下の通りだ。

■1992年7月/360万ポンド(約6億7000万円)
アラン・シアラー(サウサンプトン→ブラックバーン)
■1993年7月/375万ポンド(約7億円)
ロイ・キーン(ノッティンガム→マンチェスター・ユナイテッド)
■1994年7月/500万ポンド(約9億円)
クリス・サットン(ノリッジ→ブラックバーン)
■1995年1月/700万ポンド(約13億円)
アンディ・コール(ニューカッスル→マンU)
■1995年6月/750万ポンド(約14億円)
デニス・ベルカンプ(インテル→アーセナル)
■1995年6月/850万ポンド(約16億円)
スタン・コリーモア(ノッティンガム→リバプール)
■1996年7月/1500万ポンド(約28億円)
アラン・シアラー(ブラックバーン→ニューカッスル)
■2000年11月/1800万ポンド(約33億円)
リオ・ファーディナンド(ウェストハム→リーズ)
■2001年4月/1900万ポンド(約35億円)
ルート・ファン・ニステルローイ(PSV→マンU)
■2001年7月/2810万ポンド(約52億円)
ファン・セバスティアン・ヴェロン(ラツィオ→マンU)
■2002年7月/2930万ポンド(約54億円)
リオ・ファーディナンド(リーズ→マンU)
■2006年7月/3060万ポンド(約57億円)
アンドリー・シェフチェンコ(ミラン→チェルシー)
■2008年9月/3250万ポンド(約60億円)
ロビーニョ(レアル・マドリー→マンチェスター・シティ)
■2011年1月/5000万ポンド(約93億円)
フェルナンド・トーレス(リバプール→チェルシー)
■2016年7月/8900万ポンド(約166億円)
ポール・ポグバ(ユベントス→マンU)
■2021年8月/1億ポンド(約186億円)
ジャック・グリーリッシュ(アストン・ビラ→マンC)
■2023年1月/1億680万ポンド(約197億円)
エンソ・フェルナンデス(ベンフィカ→チェルシー)
■2023年8月/1億1500万ポンド(約214億円)
モイセス・カイセド(ブライトン→チェルシー)

構成●THE DIGEST編集部

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