専門5誌オリジナル情報満載のスポーツ総合サイト

  • サッカーダイジェスト
  • WORLD SOCCER DIGEST
  • スマッシュ
  • DUNK SHOT
  • Slugger
日本代表

中央大商学部がブンデスリーガクラブの“現場”で実地研修。貴重な経験に学生からは「衝撃的だった」「日本も参考にすべき」との声も【後編】

中野吉之伴

2023.10.17

 例えばチケッティングのレクチャーに興味を持った学生は次のように語っていた。

「ドイツに行って衝撃的だったのが、試合のチケットがそのまま公共交通機関のチケットとして使用できるというシステム。試合のチケットを見せれば電車に乗ってスタジアムまで移動できるっていうのはものすごくいいですよね。クラブが事前に交通機関に相応の代金を払ってることで成り立ってるっていうのをお聞きしました。日本だとスタジアムによっては駅から遠くて、シャトルバスはあるけど観客に対して本数が少なかったり。試合が終わってから家に帰るまでだいぶ時間がかかっちゃうなっていうのを感じることがあります。
 

 すぐに公共交通機関に対して働きかけをするのは難しいと思いますが、よりお客さんがスタジアムに足を運びやすい環境ができたら、もっと盛り上がるんじゃないかなというのはあると思います。

 あとチケットってどんなイベント事に関しても発生するものですよね。コンサートだったりライブだったり、そういった様々なイベントのチケッティングに対しても応用が利くかもしれません」

 育成に関してのレクチャーに感銘を受けた学生もいた。

「育成アカデミーでの取り組みに関しては日本でももっと参考にすべきところかなと思っています。子供たちの教育/育成に投資していますし、地域と教育機関とクラブが一体感を持って、次世代を育成しようっていうところをすごく感じることができました」

「競技面での育成というだけではなく、人間力だったり、学力だったりへの取り組みにとても興味がありました。特に学習サポートのところはすごくドイツが優れてるなっていうふうに思いました。例えば学校での勉強をサポートするために必要に応じて家庭教師が付いたり、トレーニングを休ませて、まずは勉強面を大事にさせるというのはとても大事なことだと思います。フォルトゥナに所属する選手のほとんどが、所属する学校のクラス平均以上の学力を有しているというお話も聞かせていただきました。例えばですが、日本のアスリートクラスでサッカー部全員がクラス平均の半分よりも高い学力を有しているというのは、もちろん実践されているところもあると思いますが、珍しいケースではないでしょうか?

 それをフォルトナだけがやってるんじゃなくって、ドイツリーグ連盟がその辺りにも重要視をしていて、全体として子供には適切な教育ができる環境を作らなければ駄目だと考えられているのがすごくいいなっていうふうに思いました」
 
NEXT
PAGE

RECOMMENDオススメ情報

MAGAZINE雑誌最新号