欧州メディアでは、フランスのサッカー専門サイト『FOOT MERCATO』が「日本がチュニジアに楽勝」と題した記事で、「日本はカルタゴの鷲を前半で支配。とりわけ非常にアクティブな久保のリードにより、日本人選手たちはチャンスを作り出した。この支配が実を結び、古橋がフリーで先制点。ハーフタイム後は、さらに森保一監督率いるチームの支配が強まり、久保からの素晴らしいパスで伊東が追加点を挙げ、その後もさらに、上田綺世や南野拓実にも得点機が訪れた」と試合を伝えている。
  　スペインの通信社『EFE』は、「久保のプレーでチュニジアに勝利」と自国リーグで活躍する22歳の秀逸な働きに注目し、「レアル・ソシエダのMFが日本を勝利に導いた。久保は、古橋による先制点に関与し、さらには69分で試合を終わらせる伊東のゴールをアシストした」と、そのプレーを振り返った。

　ポルトガルのサッカー専門サイト『zerozero』は、「日本は2023年における好調を持続。彼らは６連勝中であり、それらの中にはドイツ相手の４-１の大勝など、高得点での勝利が多く含まれている」と紹介。また、自国リーグでプレーする守田英正については、「スポルティングのMFはカナダ戦では控えだったが、この試合では先発して、90分間プレーした」と伝えている。

　韓国の『Inter Football』は、自国代表が４-０で下したチュニジアの連敗を喫した試合を「試合の流れは一貫していた。日本が主導権を握り、チュニジアのゴールを脅かし続けた。彼らは、高い位置から強力なプレッシャーをかけて相手のパスミスを誘発し、ボール支配を維持した。一方、チュニジアは守備ラインを下げ、カウンターアタックを狙った」と報じた。

　そして、毎回日本代表の試合を詳しくレポートするブラジルの総合メディア『Globo』は、チュニジア戦を「全体的に、日本にとっては落ち着いた試合だった」と表現し、「成功したリベンジ。カナダとチュニジアは昨年、親善試合で日本に勝利したが、今回、サムライブルーは両方に対し、堂々とした勝利で代表ウィークを終えた」と、今月の２試合を総括している。

　個人では久保を絶賛。「スペインでは右サイドでプレーするが、代表ではその才能を中央で最大限に活かせるかもしれない。まるで「10番」のような役割を果たした彼のパフォーマンスこそ、その証拠だ。攻撃を指揮し、試合のペースを決定し、しばしばプレーを立ち上げるために下がり、決定的なプレーにも関与。今日、彼はついに代表チームにおいても、レギュラーで起用されるのが当然だと示した」と綴った同メディアは、全選手に対する10点満点の採点で「７」を与え、久保を「マン・オブ・ザ・マッチ」に選定した。

構成●THE DIGEST編集部
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