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海外サッカー

久保建英、独メディアによる市場価格が今夏から2倍増でラ・リーガでは2大クラブ以外のトップに!「印象的な成長と将来性を物語っている」と現地紙

THE DIGEST編集部

2023.10.16

今年6月からの数か月で市場価格が倍増した久保。スペインでは2大クラブ以外のトップに!(C)Getty Images

今年6月からの数か月で市場価格が倍増した久保。スペインでは2大クラブ以外のトップに!(C)Getty Images

 今季のラ・リーガはまだ9節を終えたところだが、レアル・ソシエダの久保建英は8試合で先発出場を果たし、5得点・1アシストという好成績を残している。

 リーグ得点ランキング2位、そしてチーム内ではトップに君臨している22歳のパフォーマンスは、ほとんどの試合で「マン・オブ・ザ・マッチ」に選定されるほど非常に高く、現地メディアから賛辞を贈られ続けているだけでなく、2019年から所属したレアル・マドリーをはじめ、複数のビッグクラブからの関心が報じられているほどだ。

 そんな久保の価値の上昇ぶりを示したのが、ドイツの移籍専門サイト『transfermarkt』による独自の計算によって算出された「推定市場価格」だ。今年6月の2500万ユーロ(約39億円)から5000万ユーロ(約78億円)と倍増。2500万ユーロ増は全体でも4番目に高いものであり、今季序盤の久保の活躍がいかに目覚ましいものだったかが窺えるだろう。ちなみに、昨夏にソシエダ入りを果たした際の市場価格は、900万ユーロ(約14億円)であった。
 
 前述の得点ランキングでは2位で、ロベルト・レバンドフスキ(バルセロナ)、アルバロ・モラタ(アトレティコ・マドリー)という実績十分のワールドクラスと肩を並べている久保だが、この市場価格ランキングでもラ・リーガ全体で14位につけており、しかもマドリー、バルセロナ以外の選手では最高位という点も、さらに彼の価値を高めていると言えよう。

 世界全体では87位、右ウイングとしては10位にそれぞれランクインしている久保。所属するソシエダでは、ミケル・メリーノと同額でのトップだが、このスペイン代表MFは過去2年間数字が変わっておらず、ここでも久保の勢いが感じられ、マドリードのスポーツ紙『AS』も、「彼の素晴らしいシーズンのスタートを反映している」と綴っている。

 チーム内では、ミケル・オジャルサバルとマルティン・スビメンディが4000万ユーロ(約63億円)、ロビン・ル・ノルマンが3500万ユーロ(約55億円)、ブライス・メンデスが3000万ユーロ(約47億円)、アレックス・レミロとキーラン・ティアニーが2500万ユーロと続いているが、これらの名手たちを久保が価値で上回ったことについて、『AS』紙は「印象的な成長と将来性を物語っている」と評した。
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