専門5誌オリジナル情報満載のスポーツ総合サイト

  • サッカーダイジェスト
  • WORLD SOCCER DIGEST
  • スマッシュ
  • DUNK SHOT
  • Slugger
海外サッカー

ELでの「最高の夜」とプレミアでの「最悪の6戦未勝利」 ブライトンの序盤戦の戦いぶりにメディアは様々な見方…日本代表から離脱の三笘薫も試練の時

THE DIGEST編集部

2023.11.16

 地元メディアでは、クラブの専門サイト『WE ARE BRIGHTON.COM』も、最下位チーム相手のドローを「チャンスをモノにできなかったことで罰を受けた」と評した。その一方で「巷ではブライトンの『バブル崩壊』が話題になっているが、たとえアレクシス・マク・アリステルやモイセス・カイセドが残留したとしても、シーガルズが今季こうなることを、サポーターの多くは夏の時点で予想していた」と指摘する。

 さらに、「シェフィールド・Uとの引き分けは、4度の欧州制覇を誇るアヤックスを破った夜のために支払われた、正当な対価のようにも思える」と綴り、「イライラする午後だったことは間違いないが、それでも良い面もある。チームは代表ウィークのために2週間の休みがあり、怪我人を減らすチャンスだ。また、9月末以来プレミアリーグで勝てていないにもかかわらず、チームはまだ6位と勝点2差を保てている」と、こちらも楽観的だ。

 もちろん、こうした意見ばかりではなく、ブライトンの危機を指摘するメディアも少なくない。なかでも米国のスポーツ専門サイト『The Athletics』は、「デ・ゼルビ体制が始まって以来、最悪の6戦未勝利。シェフィールド・U相手にも勝利を逃し、現状では来季の欧州カップ戦出場権を得られるかが疑わしい」と綴っている。
 
 同メディアは、「ブライトンはもっと上手くやるべきだ」と訴え、デ・ゼルビ監督自身が語った「もっと良いプレーを見せ、もっとプッシュする必要がある。我々には、もっと多くの試合に勝てる可能性がある」とのコメントを紹介。11節エバートン戦ではアウェーチームとして史上2番目となる778本のパスを繋ぎ、また今シーズンはここまでパス成功数2万2292本、平均ポゼッション62.2%、パス精度87.4%と、マンチェスター・シティに次いで2番目の数字を記録しているものの、それが結果に結びついていないことを指摘する。

 怪我人の多さにも言及し、多くの主力を欠いていることを不調の主要因に挙げるも、このイタリア人指揮官が30代のベテラン選手をハードスケジュールにおいて起用し続けることに消極的であり、多くのティーンエイジャーを抜擢していることに懐疑的な見方も示している。
NEXT
PAGE

RECOMMENDオススメ情報

MAGAZINE雑誌最新号