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海外サッカー

「上手くいっていない」CLでスタメン復帰も無得点…古橋亨梧に現地メディアから厳しい評価。プレミアクラブからの関心で去就にも注目が!

THE DIGEST編集部

2023.12.15

 グラスゴーの地元メディアでは、日刊紙『The Herald』も採点は「6」とし、寸評では「欧州の舞台でスタメン復帰。自己を顧みずに走り回り、鋭い飛び出しでフェイエノールトに問題を引き起こした。唯一の決定機ではGKバイロウにシュートを当てた」と、こちらはポジティブな面も挙げている。
『Glasgow live』は「開始15分(記録では17分)でラツィオ戦、アトレティコ・マドリード戦に続いて、ホームでのゴールを決めるチャンスがあった。彼のレベルの高さを考えれば、静かな夜となった」として、採点はこちらも「6」。『Glasgow World』も同採点で、「日本人ストライカーは多くのハードワークをこなし、DFラインの裏に走り込んでオランダ・チームに問題をもたらした」と評した。

 古橋の得点が止まっている状況について、今季の戦術によって彼がこれまでより深い位置でのプレーを求められることが要因のひとつに挙げられているが、試合前日にブレンダン・ロジャーズ監督は、「キョウゴにこれまでと異なる要求は全くしていない。彼の強みは、最終ラインでのプレー、タイミングの良い動き、そして敵陣のボックスで直感的にプレーすることだ。彼はドリブラーではなく、下がってくるタイプでもない。そういったプレーもできるが、それは彼の強みではない」と、完全に否定している。

 試合後、セルティックのクラブ専門サイト『THE CELTIC STAR』は、古橋のプレーを「上手くいっていない。素晴らしい走り込み、流れるような動き、チャンスも作ったのに……得点には結びつかなかった。彼には、メンタル面の鋭さやボックス内での得点力を活かすために、敵陣の深い位置でのプレーに積極的に関わることが求められているが……」と総括し、全体的に上手くかみ合っていないことを指摘した。

 セルティック加入以来、プレー面で最も苦労しているように見える古橋。一方、移籍市場においては今も注目銘柄のひとつであるようであり、複数の現地メディアはイングランド・プレミアリーグのブレントフォードが、今冬に退団の可能性があるFWアイバン・トニーの後釜として日本代表ストライカーに関心を示していると報じている。28歳という年齢と、今夏にセルティックとの契約を延長したばかりである彼の移籍金額がネックになるともいわれているが、彼の去就は、そのパフォーマンスの復活の成否同様に気になるところだ。

構成●THE DIGEST編集部

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