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日本代表

「攻撃の全てを担った」アラベス戦の久保建英、現地メディアから最高評価も受け、アジア杯での離脱を惜しまれる…

THE DIGEST編集部

2024.01.04

 続いて、バルセロナのスポーツ紙『MUNDO DEPORTIVO』は、個別評価で久保を評する上で「切望」という言葉を用い、「久保がチームを不在にするのが惜しまれる。彼なしの1か月、ソシエダはどうなるだろうか? 彼はチームの天才として、勝利を信じ、相手選手を打ち負かし、守備を突破した。チームは彼に頼り、奮闘した。さらに久保は、全ての選手をかわし、ボールを要求し、相手に立ち向かい、最後までボールを追い求め、クロスバーにシュートを放った」と彼のプレーを総括している。
 
 同メディアはまた、久保の離脱を非常に惜しみ、一刻も早いチームへの帰還を望む気持ちを、「(アジアカップで)日本代表が最初のラウンドで敗退することを願っている」という表現で表わした。

 日刊紙『El Pais』は、久保のクロスバー直撃弾を「キャノンシュート」と呼び、ラジオ局『Cadena SER』は彼のラフプレーに対する訴えを受け、元審判のイトゥラルデ・ゴンサレス氏が「久保は不満を言っているようだが、ラ・リーガで最も多くのファウルを犯しているチームはソシエダであることを、彼に伝えるべきだ」と指摘したことを伝えている。

 バスクの地元紙『noticias de Gipuzkoa』は、10点満点の採点では及第点の「6」止まりとしたものの、寸評は「この夜、ラ・レアルがこれから1か月間、久保なしでどれだけ苦労するか再確認し、大きな懸念が残った。アラベス戦、前半は控えめながら、彼はチームを支え、唯一のドリブラーであり、ラインを突破した。彼は不屈で、圧倒的な存在だ。残念ながら後半にシュートをクロスバーに当てたが、彼は決定的な存在である」と、賛辞に満ちていた。

 最後にサッカー専門サイト『El Desmarque』は、「久保は最後まで、気持ちを込めて挑戦を続けた」「チームの攻撃に最も影響を与える選手だった」と評し、個別評価では「ソシエダのベストプレイヤー。彼は全力を尽くし、あらゆる方法を駆使してプレーした。そして、チームのチャンスの大半は、彼の足元から生まれた。守備でも協力的だった。92分にシュートがクロスバーを叩いた」と称賛し、採点は単独最高の「8」を与えている。

構成●THE DIGEST編集部

【動画】久保建英が惜しいクロスバー直撃のシュートも! アラベス戦ハイライト
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