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海外サッカー

「批判を鎮める機会を無駄にした」前半で交代の鎌田大地に現地メディアは軒並みチーム最低評価を付与…仏メディアは今冬の移籍を示唆

THE DIGEST編集部

2024.01.09

 スポーツ専門サイトでは、『Virgilio Sport』が「4.5」のチーム最低点をつけており、「好パスを受けるも、シュートはゴールの枠を捉えることができなかった」と惜しいヘディングシュートに言及し、「自身に対する最近の批判を鎮める機会を無駄にしてしまった。不十分なパフォーマンス」と日本人選手の45分間を厳しく総括。『OA SPORT』は、「この日本人選手は謎の存在であり、まだ輝きを見せられていない。感情的に充実していないようだ」として、やはり採点は「5」だった。

 続いてサッカー専門サイトでは、『calciomercato』は採点を「5.5」として「ますます謎めいた存在になっている」とだけ記述。同採点とした『TUTTOmercatoWEB.com』は「日本人選手は努力こそしているものの、サッリ監督が指示する戦術に対し、自身の実力を証明しようとする上でバランスを欠いているのが見て取れる。結果、今回も地味なパフォーマンスに終始してしまった」と、彼の不安定な状態を指摘している。

 最後に、ラツィオのクラブ専門サイト『LA LAZIO SIAMO NOI.IT』は、こちらも最低採点となる「5.5」を与え、この評価が適切なバランスを保った上でのものであることを強調して、「パスミスが多く、イエローカードをもらったことで、さらなる処分を避けるため、サッリ監督によってハーフタイムでベンチに下げられた。彼は暗い時期を過ごしており、心理的に停滞しているようだ」と綴った。
 
 また、『LAZIO NEWS』は鎌田の苦戦ぶりを伝えた記事において、「鎌田は冬の移籍市場の最初の日から、多くの噂の的になっている。日本人選手はまだ、チームのリズムに完全に馴染めず、環境に上手く適応できていないようだ。ウディネーゼ戦では、彼に多くの期待がかけられ、サッリ監督も自身の中盤選手から説得力のある反応が示されることを望んでいた。しかし鎌田は中盤で、ウディネーゼのフィジカルに苦戦し続けた」と振り返っている。

 彼の去就については、複数メディアが今冬の移籍はないと報じた一方で、マルセイユが関心を抱いているとのニュースも多く伝わってきており、国際的なスポーツ専門メディア『TRIBUNA』のフランス版は、「今冬に高価で移籍する可能性がある選手」として、キリアン・エムバペ(パリ・サンジェルマン)らとともに鎌田の名を挙げた。

「この日本人選手は、昨夏にラツィオに加入したが、フランクフルト在籍時のようにレギュラーの座を確保することはできなかった。移籍の可能性はかなり高そうだ」と綴った同メディアは、鎌田の獲得に必要な移籍金額を2000万ユーロ(約32億円)としているが、マルセイユのクラブ専門サイト『MARSEILLE MERCATO』は2700万ユーロ(約43億円)が必要であるとして、現時点では「噂のレベル」と位置付けている。

構成●THE DIGEST編集部

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