そして、英国のデータ専門サイト『Squawka』は、優勝候補に日本、韓国、オーストラリア、さらにワイルドカードとしてカタール、サウジアラビアを挙げ、各ベッティングサイトのオッズと、そこで日本が一番人気であることを紹介して、以下のように日本を評した。
  「アジアカップの歴史で最も成功しているチームであり、最後にトロフィーを獲得してから13年が経った。前回大会では、初めて決勝で敗れて（カタールに１-３）準優勝に終わった。1992年の初優勝以降、日本は８大会で４回優勝しているが、２大会連続で優勝を逃しているのは今回が初だ。昨年６月以降、ドイツ代表相手の４-１の大勝を含む９連勝という記録を持って、今大会はわずかながら有利な立場で大会に臨む」

　しかし、同メディアの優勝予想は日本ではなく韓国。「最後に勝利してから長い時間が経ったが、今年こそが韓国の年のような気がする。ソン・フンミンやファン・ヒチャンを含む主力選手たちが好調であり、ユルゲン・クリンスマン率いるチームは、マレーシア、ヨルダン、バーレーンと同じグループを比較的容易に突破するはずだ」と綴り、大会得点王予想でもソン・フンミンの名を挙げた。

　なお、同メディアは日本の個々の選手について「ブライトンの三笘薫、アーセナルの冨安健洋、そしてサムライブルーのキャプテンを務めるリバプールの遠藤航というプレミアリーグ勢の他、欧州の様々なリーグでプレーする選手がいる」と言及し、菅原由勢を今大会の「最もエキサイティングな５選手」のひとりに選出している。

「菅原は今季、AZで重要な存在となっている。この右SBはエールディビジで16試合に出場し、これまで４アシストを記録。37回のチャンス創出はリーグ５番目の多さであり、ビッグチャンス創出回数12はリーグ最多だ。また、アシスト期待値は5.41で３位であり、オープンプレーからのそれは4.07を記録している。代表キャップ数は９だが、８試合は昨年以降、そのうち７試合で先発出場。右SBとして、日本のスタメンの一翼を担っている」