中国の苦難を伝えた一方で、日韓を苦しめた2か国には高い評価が並んだ。
初戦の日本戦で敗北(2-4)を喫したグループDのベトナムについては「日本とイラクに敗れたものの、クオリティの片鱗は見せた」と評し、「フィリップ・トルシエがパク・ハンソの後任に指名された。まだ過渡期にあるチームで、平均年齢24歳と今大会で最も若いチームのひとつだ」と指摘する。
グループステージ3戦全敗に終わったとはいえ、確かにベトナムのスキルは高かった。日本戦は前半11分に先制ゴールを許したが、その後はセットプレーから連続得点を奪取。1点差でリードする展開に、会場に駆けつけたベトナム・サポーターは大盛り上がりだった。前半のうちに逆転されてしまったが、一時は日本を慌てさせる場面を作り、連動した守備意識は見応えがあった。
最終戦のイラク戦も1点リードされた後半アディショナルタイムに、細かいパスワークから同点ゴールを挙げたベトナム。最後はイラクにPKを与えて力尽きた(2-3で敗北)が、足元の技術と組織的な戦術は光った。
同じく好評価だったのは、韓国から奇跡の同点ゴールを奪い、歴史的な打ち合いを演じたグループEのマレーシア。同メディアはまず、「2007年以来となるアジアカップへの復帰を果たしたマレーシアだったが、ヨルダンに4-0という屈辱を味わった。続くバーレーンには95分に失点して1-0で敗れ、ノックアウトステージ進出の望みは絶たれていた」と韓国戦に臨むまでの状況を説明する。
続けて、「しかし、彼らはスター揃いの韓国相手に誰もチャンスを与えなかった。ハリマウマラヤ(マレーシア代表の愛称)は最後の最後までベストを尽くし、2度のビハインドを跳ね返し(一時はリードさえした)、奇跡の3-3のドローに持ち込んだ」と記し、FIFAランク130位のマレーシアが最後まで諦めずにボールを回し、終了間際に韓国のゴールネットを揺らした瞬間をピックアップ。驚異的な粘りに絶賛の言葉を並べ立てた。
各グループステージでドラマチックな展開が起きている今大会。アジアの覇権を懸けた戦いは、いよいよ日本時間28日からオーストラリアvsインドネシア、タジキスタンvsUAEの2試合から火蓋が切られる。
はたして、どの国が栄冠を掴むのか。日本の決勝トーナメント1回戦(31日)の相手は、最後の最後まで順位が目まぐるしく変動した混戦のグループEを首位通過したバーレーンとなっている。
構成●THE DIGEST編集部
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グループステージ3戦全敗に終わったとはいえ、確かにベトナムのスキルは高かった。日本戦は前半11分に先制ゴールを許したが、その後はセットプレーから連続得点を奪取。1点差でリードする展開に、会場に駆けつけたベトナム・サポーターは大盛り上がりだった。前半のうちに逆転されてしまったが、一時は日本を慌てさせる場面を作り、連動した守備意識は見応えがあった。
最終戦のイラク戦も1点リードされた後半アディショナルタイムに、細かいパスワークから同点ゴールを挙げたベトナム。最後はイラクにPKを与えて力尽きた(2-3で敗北)が、足元の技術と組織的な戦術は光った。
同じく好評価だったのは、韓国から奇跡の同点ゴールを奪い、歴史的な打ち合いを演じたグループEのマレーシア。同メディアはまず、「2007年以来となるアジアカップへの復帰を果たしたマレーシアだったが、ヨルダンに4-0という屈辱を味わった。続くバーレーンには95分に失点して1-0で敗れ、ノックアウトステージ進出の望みは絶たれていた」と韓国戦に臨むまでの状況を説明する。
続けて、「しかし、彼らはスター揃いの韓国相手に誰もチャンスを与えなかった。ハリマウマラヤ(マレーシア代表の愛称)は最後の最後までベストを尽くし、2度のビハインドを跳ね返し(一時はリードさえした)、奇跡の3-3のドローに持ち込んだ」と記し、FIFAランク130位のマレーシアが最後まで諦めずにボールを回し、終了間際に韓国のゴールネットを揺らした瞬間をピックアップ。驚異的な粘りに絶賛の言葉を並べ立てた。
各グループステージでドラマチックな展開が起きている今大会。アジアの覇権を懸けた戦いは、いよいよ日本時間28日からオーストラリアvsインドネシア、タジキスタンvsUAEの2試合から火蓋が切られる。
はたして、どの国が栄冠を掴むのか。日本の決勝トーナメント1回戦(31日)の相手は、最後の最後まで順位が目まぐるしく変動した混戦のグループEを首位通過したバーレーンとなっている。
構成●THE DIGEST編集部
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