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海外サッカー

「ラ・マシア出身ながらバルサ以外でブレイク」の代表例として久保建英にバルセロナ地元紙が再注目! ソシエダで充実の22歳、今夏は争奪戦勃発か!?

THE DIGEST編集部

2024.02.28

 同メディアは、「バルサは若手の才能が次々と現われるクラブであることが明らかになっているが、クラブ内での激しい競争が、過去数年間にわたって数多くの有望な選手が他のクラブでキャリアを築かなければならない状況を引き起こした」と綴り、久保らについても言及した。

「ベンフィカから昨夏にレバークーゼンへ移籍し、現在では欧州で最高の左SBのひとりとなったグリマルドや、今やソシエダのシンボルのひとりである久保らは、バルサ出身の選手たちが他のクラブで輝きを放ち、その価値を急上昇させている代表的なケースであることを示している」

 育成の成果がバルサに還元されずにいるケースとして挙げられた久保。ライバルのマドリーでは挑戦の機会を与えられることなく650万ユーロ(約11億円)の移籍金を残してソシエダに新天地を求め、ここでキャリア最高のパフォーマンスを発揮すると、「チュリウルディン(ソシエダの愛称)」の一員であることへの満足感を再三強調し、今月12日には2029年までの契約延長に同意。「ラ・レアルでタイトルを獲得したい」とクラブ愛とタイトルへの渇望を示している。
 
 しかし、設定されている契約解除金6000万ユーロは、財力のあるプレミアリーグのクラブから見ると、久保の魅力を考えれば格安であるようで、しばしば彼の去就にまつわるニュースが各国メディアから報じられている。実際、サッカー専門メディア『TEAMtalk』が、「アーセナルがリバプールのターゲットでもある『日本のメッシ』の獲得レースに参戦し、さらにニューカッスルも興味を示している」と伝えている。

「両クラブは今季、久保のエキサイティングなプレーに感銘を受けており、彼の獲得が素晴らしい補強になると感じている。ミケル・アルテタ(アーセナル)とエディ・ハウ(ニューカッスル)の両監督も、ゴーサインを出したようだ。冬の移籍市場では非常に静かだった両クラブだが、今夏には状況が変わることが予想されており、魅力的な条件でのオファーでソシエダを攻撃するだろう」

 現時点でこの補強が成功する可能性は低そうだが、久保が残りのシーズンでさらなる活躍を見せ、よりプレミア勢の関心が高まれば、彼らの札束攻勢に対してソシエダがいかなる反応を示すのかも興味深いところだ。背番号14のピッチ上でのパフォーマンスと、移籍市場での動向を、ともに注視し続ける必要がある。

構成●THE DIGEST編集部

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