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海外サッカー

PK戦敗退も…国王杯における久保建英を「リズムのないソシエダに活気を与えた」と現地メディア。前半は厳しいマークで「絶望を味わった」とも

THE DIGEST編集部

2024.02.29

 続いてバルセロナのスポーツ紙『MUNDO DEPORTIVO』は、ライブ実況の記事で「試合開始から5分で、久保はすでに両サイドに姿を見せている。右から左へと目まぐるしく動く日本人選手は、ハビエル・アギーレ監督率いるチームの守備にとっては頭痛の種になるだろう」と報じていたが、試合後はそのプレーを「騒々しい」と表現し、以下のように綴っている。

「前の試合(4日前のラ・リーガ第26節ビジャレアル戦)と同様に、多くのボールポゼッション、チャンスメイク、クロスを披露したが、それらがチームの得点に結びつくことはなかった。最後に負傷」

 ラジオ局『Cadena SER』は、同点ゴールの場面を「ソシエダは、ブライス、久保、キャプテンのオジャルサバルによる一瞬の閃きで、試合を引き分けに持ち込み、アノエタ(レアレ・アレナ)を興奮させるために最高のプレーを繰り広げた」と、極めてハイレベルな連係プレーだったことを強調した。
 
 地元バスクの日刊紙『noticias de Gipuzkoa』も、「右サイドでのスビメンディ、久保、ブライスの電撃的アクションをオジャルサバルがフィニッシュすることで、ソシエダはファンの期待を裏切らなかった。これは素晴らしく正確なプレーだった」と得点場面の動きを称賛したが、10点満点の採点では「5」と及第点に満たない数字に止まり、寸評もネガティブな部分が多いものとなっている。

「彼はトライしつづけたが、非常に運が悪く、またそのプレーにはあまりインスピレーションがなかった。彼は決して逃げ隠れするようなことはなく、チャンスを求めて積極的にプレーしたが、残念ながら期待されるほどの活躍はできなかった。それでも、ミケル・メリーノには素晴らしいクロスを送った」

 最後に、サッカー専門サイト『El Desmarque』は、敗退に頭を抱え込む久保の姿を公開するとともに、「久保らベンチのメンバーは、信じられないという表情を隠すことができなかった」と伝えた。そして、個別評価では「いつも通り相手にとっては危険な存在であり、味方からは頼られたが、これまでの試合ほどの成功を収めることはできなかった」として、採点は「6」を与えている。

構成●THE DIGEST編集部

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