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海外サッカー

「ラ・マシア出身ながらバルサ以外でブレイク」の代表例として久保建英にバルセロナ地元紙が再注目! ソシエダで充実の22歳、今夏は争奪戦勃発か!?

THE DIGEST編集部

2024.02.28

ソシエダと2029年まで契約を延長した久保だが、それでもプレミア方面からの人気は衰えていない。(C)Getty Images

ソシエダと2029年まで契約を延長した久保だが、それでもプレミア方面からの人気は衰えていない。(C)Getty Images

 2022年にレアル・ソシエダに加入して以降、攻撃の要としてその存在感を示し続けている久保建英。2019年にレアル・マドリー入りしてから、マジョルカ、ビジャレアル、ヘタフェ、再びマジョルカと渡り歩いた時期には、レンタルゆえの苦しみを味わったものの、自身の力を存分に発揮できる“安住の地”を見つけたことで、その価値は飛躍的に上昇中だ。

 ラ・リーガでも屈指の存在のひとりとなっている22歳だが、そのルーツは、2011年に入団したバルセロナの下部組織「ラ・マシア」にある。アンドレス・イニエスタやリオネル・メッシらサッカーの歴史を変えるほどの偉人たちを数多く輩出したユースチームにおいて、久保は各大会で得点王やMVPに輝くなど順調に育っていたが、14歳のとき、クラブがFIFAから18歳未満外国人獲得・登録違反の制裁措置を受けた影響で公式戦出場停止となってしまったため、2015年に退団、帰国を決意した。

 もしこの違反がなく、順調に昇格を重ねてトップチームにデビューを飾っていたら、いったいどのようなキャリアを築いていただろう…という興味も湧くが、22歳にしてすでに7つのクラブ(プレー歴のないマドリーも含む)を渡り歩き、貴重な経験を積み、現在はソシエダで絶対的なポジションを確立してさらなるステップアップも見込まれているのだから、なんら悔やむべきところはない。
 
 しかし、バルセロナのスポーツ紙『MUNDO DEPORTIVO』には、まだ久保への未練が残っているのかもしれない。記事の中で、ラ・マシア出身選手(現役)の最新の市場価格「ベスト10」を発表。そして、その中にバルサ所属の選手が3人しかいないことを嘆いている。ランキングは以下の通りだ。

1位:ガビ(バルサ) 9000万ユーロ(約147億円)
2位:シャビ・シモンズ(RBライプツィヒ※) 7000万ユーロ(約114億円)
3位:ラミン・ヤマル(バルサ) 6000万ユーロ(約98億円)
3位:久保建英(ソシエダ)
5位:アレハンドロ・バルデ(バルサ) 5000万ユーロ(約82億円)
5位:ダニ・オルモ(ライプツィヒ)
7位:アンドレ・オナナ(マンチェスター・U) 4000万ユーロ(約65億円)
8位:リオネル・メッシ(インテル・マイアミ) 3500万ユーロ(約57億円)
8位:アレハンドロ・グリマルド(レバークーゼン)
10位:アンス・ファティ(ブライトン※) 3000万ユーロ(約49億円)
※X・シモンズはパリ・サンジェルマンから、ファティはバルサからレンタル移籍中。
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