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海外サッカー

「1対1の状況においては最高」アーセナルの左SB争いにおける冨安健洋の優位性を現地メディアが指摘! 一方で「フィジカル面を維持できる選手が必要」とも

THE DIGEST編集部

2024.04.18

 一方、スポーツ専門サイト『GIVEMESPORT』は、ジンチェンコ、キビオル、冨安のここまでのスタッツを比較した上で、現時点では攻守両面でジンチェンコが上回っていることを紹介したものの、別記事では彼がデクラン・ライス、カイ・ハバーツら攻撃選手を効果的に活かせていないことを重視し、スタメンから外すことを主張。また、コメンテーターを務めるガンナーズOBレイ・パーラーの「このポジションは非常に重要だ。アルテタとエドゥSDが夏の移籍市場でSBを獲得することを信じている」とのコメントを紹介した。

 ちなみにジンチェンコは、チャンピオンズリーグ準々決勝バイエルン戦の第1レグ(2-2)では後半からの出場で比較的良いプレーを披露しているが、一方でスタメン入りしたキビオルはレロイ・ザネのスピードに苦しんでアーセナルの“最弱部”となってしまった。元々はCBのこのポーランド人選手も、アルテタ監督を完全に満足させることはできていない。
 
 その点、冨安について、アーセナルのクラブ専門サイト『PAIN IN THE ARSENAL』は「冨安は、とりわけ1対1の状況において、アーセナルが使うことができる最高の左SBだ」「冨安ならザネを孤立させられるだろう」と守備面での能力に太鼓判を押し、「彼は2024年に入り、アーセナルではまだ先発出場していない。しかし、大きな仕事を果たせる選手がいるとすれば、それこそが“トミ”だろう」と期待を寄せた。

 ここ数シーズンは、慢性化したふくらはぎの負傷が冨安の価値を高めるのを阻んでしまっているが、プレーのクオリティーでは今なお指揮官のファーストチョイスとなっているだけに、怪我から復帰した残りのシーズン、クラブが目指す逆転でのリーグ優勝に彼がどれだけの貢献を果たせるか、その起用法も含めて注目される。

構成●THE DIGEST編集部

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