▼ベルギー代表のポジション別・最新序列

【ＧＫ】
　世界の五指に数えられるクルトワが健在。今予選は２失点で切り抜けた。２年前までリバプールで正ＧＫを務めたミニョレをはじめ、経験豊富な人材が揃う控えも憂いはない。

【ＣＢ】
　デナイエルの成長は心強いものの、34歳のヴェルメーレンに頼らざるえないケースが依然として多く、層には不安が。11月にデビューしたコボーをはじめ若手の突き上げに期待。

【右ＷＢ】
　ムニエの故障離脱期間にその穴を埋めて評価を高めたのが、一定の運動量と走力に左に対応する利便性も備えたカスターニュ。攻守のバランス感覚にも長け新たなオプションに。

【左WＢ】
　ボルシアＭＧ時代の活躍で価値を高めたＴ・アザールがマルティネスの抜擢に応え、カラスコ、シャドリとの定位置争いで一歩リード。陣容が底上げされ充実のセクションに。
  【セントラルＭＦ】
　代表引退のフェライニに代わって一気に存在感を高めたのがティーレマンス。同じくプレミアで研鑽を積むプラート、デンドンカーも成長を遂げており、バックアップも十分だ。

【トップ下】
　世界最高峰のＥ・アザールとデ・ブルイネが君臨し、得点力に長けた実力者メルテンスが３番手に控える最強セクション。停滞感が漂うヤヌザイが殻を突き破ればより盤石に。

【ＣＦ】
　インテル移籍を機に再びキャリアが上昇曲線を描き始めたルカクの充実が何よりの朗報。ベンチには嗅覚のバチュアイ、強さのベンテケ、万能型のオリギとタイプの違うカードが。

構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部

※『ワールドサッカーダイジェスト』2019年12月19日号より転載