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なでしこ

「30メートルからの幸運」なでしこジャパンを後半ATの大逆転に導いた19歳・谷川萌々子の「夢のようなゴール」を各国メディアが称賛!【パリ五輪】

THE DIGEST編集部

2024.07.30

 続いてドイツのスポーツ紙『KICKER』は、谷川の決勝弾に注目し、「30メートルからの幸運」と見出しを打って、「後半AT6分に谷川の偉大な瞬間が訪れた。ローゼンゴード所属で、2025年からはバイエルンがその所有権を確保している19歳のMFは、ブラジルのGKロレーナが同僚のボールロスト時にゴール前から遠く離れているのを見て、約30メートルの距離から見事にゴール。これで日本は、水曜日のナイジェリア戦でノックアウトステージ進出を確実にすることができる」と報じている。

 スポーツ専門誌の『SPORTSCHAU』は、この一戦の結末を「夢のようなゴールが日本に勝利をもたらす」と伝え、「この試合のハイライトは、後半AT6分に谷川によってもたらされた。ブラジルのミスパスをダイレクトで合わせ、約30メートルの距離から見事に決めて2-1とした」と記した。

 そして対戦国ブラジルの総合メディア『Globo』は、「ブラジルが得点するもその後失速し、前線は機能せず、守備も乱れた。試合終盤、ヤスミンがペナルティーエリア内でスライディングし、ハンドでPKと判定され、経験豊富な熊谷に決められた。そして日本の逆転は、ブラジルからのプレゼントだった。ラファエウ・ソウザがケロリンへのパスをミスし、ここから谷川のロブシュートを許した」と、自国代表チームの視点で伝えている。
 
 最後にスペインの通信社『europa press』は、「女子サッカーはクレージーな1日を経験した」として、オーストラリアが前半終了時2-4から最終的に6-5でザンビアに逆転勝利を挙げたグループBの一戦、また、(スパイ行為で)勝点6剥奪の厳罰を科せられたカナダが後半AT12分に開催国フランスから決勝点を挙げて連勝を飾ったグループAの一戦とともに、日本対ブラジル戦を取り上げ、「引き分けに終わると思われた96分に、谷川の力強いシュートがGKロレーナの頭上を越え、なでしこの喜びを爆発させた」と綴った。

構成●THE DIGEST編集部

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