そして、現在のペースをサラーが維持すれば、残り10試合で歴代5位の「57」に達し、2015-16シーズンのルイス・スアレス(当時バルセロナ)に並ぶという。仮にゴールとアシスト両方が期待値通りの成績に落ち着いた場合でも「53」ということで、これは歴代7位の数字であり、バルセロナとレアル・マドリー所属選手のそれを除けば、史上最高の成績である。
プレミアリーグでの最高記録は、1993-94シーズンにアンディ・コール(ニューカッスル)が記録した「48」だが、これは22チーム制時代(全42試合)のもので、現在より4試合多い中で樹立された。38試合での最高記録は、2022-23のアーリング・ハーランド(マンチェスター・シティ)による「44」で、サラーによる今夏の更新は確実だろう。
同メディアは、過去の記録達成者の多くが、専任のストライカー、あるいはチームメイトからチャンスメイクやオフ・ザ・ボールの動きなどの助けを常に受けられる環境にいた選手であるのに対し、サラーは「自身が攻撃エリアにおけるワールドクラスのクリエイター。チームの中で最も危険なエリアへとボールを運ぶ選手であり、同時にそのエリアでボールを受ける選手でもあり、さらにはそこからゴールへと繋げる選手でもある」と指摘する。
「サラーは、得点、アシストだけでなく、『ペナルティーエリア内でのボールタッチ』と『ペナルティーエリアへのパス数』でもリーグ最多を記録。つまり、彼はリーグで最も優れたゴールスコアラーであり、クリエイターであり、ゲームメーカーであり、攻撃の起点となる選手なのである」
ちなみにリオネル・メッシは前述の得点&アシスト合計値の「40」超えが6回と最多であり、そのうち2回は「60」に達していることから、同メディアは「メッシは依然として別次元の存在である」としているが、その上で「プレミアリーグの競争の激しさ、リバプールの予算規模と環境、そして彼が攻撃の全てをこなしていることを踏まえれば、今季のサラーは、メッシに最も近いパフォーマンスを見せている」と賛辞を贈って記事を締めている。
2017年にアンフィールドに到来してからは、しばしば「世界最高の選手」とも評されてきた「モー」が、ついに個人タイトルの最高峰とも言えるバロンドールを手にして名実ともに頂点に立つことができるか。その偉大な歩みを見守りたい。
構成●THE DIGEST編集部
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同メディアは、過去の記録達成者の多くが、専任のストライカー、あるいはチームメイトからチャンスメイクやオフ・ザ・ボールの動きなどの助けを常に受けられる環境にいた選手であるのに対し、サラーは「自身が攻撃エリアにおけるワールドクラスのクリエイター。チームの中で最も危険なエリアへとボールを運ぶ選手であり、同時にそのエリアでボールを受ける選手でもあり、さらにはそこからゴールへと繋げる選手でもある」と指摘する。
「サラーは、得点、アシストだけでなく、『ペナルティーエリア内でのボールタッチ』と『ペナルティーエリアへのパス数』でもリーグ最多を記録。つまり、彼はリーグで最も優れたゴールスコアラーであり、クリエイターであり、ゲームメーカーであり、攻撃の起点となる選手なのである」
ちなみにリオネル・メッシは前述の得点&アシスト合計値の「40」超えが6回と最多であり、そのうち2回は「60」に達していることから、同メディアは「メッシは依然として別次元の存在である」としているが、その上で「プレミアリーグの競争の激しさ、リバプールの予算規模と環境、そして彼が攻撃の全てをこなしていることを踏まえれば、今季のサラーは、メッシに最も近いパフォーマンスを見せている」と賛辞を贈って記事を締めている。
2017年にアンフィールドに到来してからは、しばしば「世界最高の選手」とも評されてきた「モー」が、ついに個人タイトルの最高峰とも言えるバロンドールを手にして名実ともに頂点に立つことができるか。その偉大な歩みを見守りたい。
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