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海外サッカー

「閉店セールでもやっているのか」新体制ミランに相次ぐ「主力売却」報道 現地メディアは来季戦力に危機感「気にしているのは財務だけ」と苦言

THE DIGEST編集部

2025.06.06

 戦力に大きな穴が空くことが懸念されるミランだが、さらにゴール前にも同様の事態が起こる可能性もある。守護神マイク・メニャンにはチェルシーが熱視線を注いでいるとされ、『Gazzetta dello Sport』紙によれば、「率直に言えば、彼自身の気持ちはすでにミランを離れる方向に傾いている。現時点ではチェルシーから正式なオファーは届いていないが、それは時間の問題だろう。このフランス代表GKはエンツォ・マレスカ監督のリクエストでもあるのだ」という。
 
 チェルシーは移籍金として1500万~2000万ユーロ(約25億~33億円)を検討しているのに対し、ミランは3000万ユーロ(約49億円)以下での交渉に応じる気はないとしているが、同メディアは「メニャン退団」に備えて後釜の準備も必要だと指摘し、現時点で最有力候補にはローマとの契約交渉が進んでいないセルビア代表GKミル・スビラールの名を挙げ、続いてナポリからカリアリにレンタル移籍していたエリア・カプリーレも獲得は「比較的容易」と見ている。

 同メディアによれば、「ミランは構想としてメニャンとラファエウ・レオンを軸に再スタートを切りたいと考えている」と、あくまでも「残留」させることが基本路線だとしているが、レオンについてもバイエルンが強い関心を寄せており、ミランは1億3000万ユーロ(約213億円)という非常に高額な移籍金額を設定してこれをかわそうとしているようだ。

 しかし『Milan News.it』は、ラインデルスの件でテクニカルディレクターのジェフリー・モンカダが以前に「100%放出はない」、ジョルジョ・フルラーニCEOも「売却する必要は全くない」と断言していたことを紹介し、クラブに対して「信用は地に落ちた。今後彼らが何を言おうと、一切信じられない」と批判し、移籍市場での動きについても苦言を呈している。

「外からミランの移籍市場を見たら、『店じまいセールでもやっているのか』と思われても不思議ではない。価値ある選手を次々に売ってしまうのなら、それは経営陣が結果ではなく、財務だけを気にしている証拠である。それで得た金をどう使ってチームを再構築するかを今は見守るしかないが、イタリア国内市場で価値ある補強は難しいだろう。国内選手を増やすというアイデア自体は賛成だが、それでチームのクオリティーを落としてしまっては本末転倒だ。このままでは、チームの骨組みがバラバラになってしまう」

構成●THE DIGEST編集部
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