レガースが高さだけでなく、幅も、厚みも大幅に減少した理由として同メディアは、ブレストのチームドクターであるミシェル・ケルガステル氏の「プレーや審判の判定が変わったからだ。今では危険なタックルや激しい接触には即レッドカードが出るし、VARでの見直しもある。だから選手たちは昔よりも安全で、ルールを満たすためだけに極小サイズのレガースを付けるようになった。ただ、それは本当の意味では、あまり守ってくれていないのだが……」とのコメントを紹介している。
また、サッカー用具に特化したメディア『footpack』のリュカ・デルム記者は、現場の取材を通して、小型レガースの人気を「快適さの追求」と説明。「ずっと素足で練習している選手にとって、週末だけ分厚いレガースをつけるのは違和感が否めず、ゆえに軽くて邪魔にならないものを好む。感覚の問題だ」。
レガースはクラブが支給するものではないため、選手個々が自由に選ぶことができ、さらにサッカーのルールを定めるIFAB(国際サッカー評議会)が、2024年夏にレガースに関する基準を緩和したことで、これまでは審判がサイズや材質の判断をしていたところを、今では選手自身がその責任を負うようになり、これが自分の好みに応じて自由に選べる(あるいは作れる)時代になったということだ。
「カスタム可能な装備だから、何でもあり。今のロッカールームではおかしなものも多く見かけます。昨季、リールの試合後に見つけたレガースは、薄い発泡スチロールによる手作り品で、他にも段ボールとテープで自作する選手もいれば、中敷きで代用するケースもある。イングランドでは、チェルシーのレジー・ウォルシュやブライトンのジャック・ヒンシュルウッドのレガースが「ポテトチップス」にそっくりと話題になったこともある」(デルム記者)
同メディアは、バイエルンのフランス代表MF、ミカエル・オリーズが時に1980年代以前のようにレガースなしでプレーすることにも言及した上で、前出のケルガステル氏が「個人的な見解では、大きなレガースだったら防げた、というような重傷を最近は見たことがない」「もちろん、できるだけ予防はした方が良いとは思うが、最近の骨折の多くは、衝突よりも過度の負荷によるものが多いのが事実だ」と指摘したことを伝えている。
こうしたプロ選手の「傾向」に、アマチュア選手も追随し、また市場でも『ミニレガース』が多く出回るようだが、同メディアは「(プロ選手と)同じような審判の保護を受けられるわけではない。実際にイングランドでは、多くのアマチュアクラブが極小サイズのレガースの使用を禁止する決定を下した」と最後に付け加えている。
構成●THE DIGEST編集部
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レガースはクラブが支給するものではないため、選手個々が自由に選ぶことができ、さらにサッカーのルールを定めるIFAB(国際サッカー評議会)が、2024年夏にレガースに関する基準を緩和したことで、これまでは審判がサイズや材質の判断をしていたところを、今では選手自身がその責任を負うようになり、これが自分の好みに応じて自由に選べる(あるいは作れる)時代になったということだ。
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こうしたプロ選手の「傾向」に、アマチュア選手も追随し、また市場でも『ミニレガース』が多く出回るようだが、同メディアは「(プロ選手と)同じような審判の保護を受けられるわけではない。実際にイングランドでは、多くのアマチュアクラブが極小サイズのレガースの使用を禁止する決定を下した」と最後に付け加えている。
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