現地時間6月8日にUEFAネーションズリーグ(NL)決勝ラウンドの決勝が行なわれ、ポルトガル代表が前回王者スペイン代表をPK戦の末に下し、第1回大会以来となる最多2回目の優勝を飾っている。
【動画】パリSGがインテルを圧倒! CL決勝ハイライト
ドイツ・ミュンヘンでの一戦は、21分に混戦からマルティン・スビメンディに詰められて先制を許したポルトガルだったが、5分後にヌーノ・メンデスがゴール右隅に突き刺して同点に。前半終了間際にペドリの縦パスで抜け出したミケル・オジャルサバルの巧みなシュートで勝ち越されると、61分にクリスティアーノ・ロナウドがディフレクトしたクロスに反応して右足のダイレクトボレーを決めて再度追いついた。
以降は互いにチャンスを迎えながらも、延長戦でもゴールは生まれず、前回に続いて決勝はPK戦決着へ。2年前はクロアチア相手に11メートルの勝負を制したスペインだが、今回は4人目のアルバロ・モラタがGKディオゴ・コスタに読まれて失敗し、対して先攻のポルトガルは5人全員が決めて隣国のライバルの前で優勝トロフィーを掲げた。
母国との対決となったポルトガルのロベルト・マルティネス監督は、「とても誇りに思う。決勝という重要な舞台で勝つためには、チームとして苦しみに耐える力、粘り強さが必要だ。スペインに得点されても、信じて前に進み続けなければならなかった。そして我々は再び立ち上がり、素晴らしい個性を示した。決勝の経験が豊富なチームを相手に戦った我々の姿勢は、本当に素晴らしかった。試合の中で成長する力を持っていた。ポルトガルはトロフィーに相応しいと思う」と喜びを表わした(ポルトガルのスポーツ紙『Record』より)。
一方、代表138得点目を記録し、母国に3つ目のタイトルをもたらし、勝利の瞬間には涙を流した40歳の“鉄人”ロナウドは、「自分の国のために何かを勝ち取るというのは格別だ。今まで多くのものを勝ち取ったが、代表チームでの勝利はそれとは全く違う。本当にこのタイトルが欲しかった。これで自信がついた。我々はどんな相手でも立ち向かえるんだ、と。ワールドカップに向けても良い弾みになる」と、この勝利の重要性を強調している。
ポルトガル・メディアは彼らに対して賛辞を贈り、スポーツ紙『A BOLA』は「ポルトガルが持つこの力がある限り、あらゆる夢を見なければならない!」と題した記事で、「魂、実力、個性、苦しみに耐える力――2度もリードを許しながらも、その都度立ち上がり、スタンドの人々の咆哮から生まれた大きな信念が、世界最高峰の選手たちに伝わり、そして最後には『ロナウド』という名の少年の涙へと繋がった」と綴り、以下のように自国代表チームへの「感謝」を伝えた。
「再びポルトガルの輝きをこの高みまで引き上げてくれてありがとう。再び征服者に、再び偉大な存在にしてくれてありがとう。(EURO2016、NL2018-19に続き)「二度あることは三度ある」と言うように、今回、ミュンヘンでドイツを退け、そしてスペインを倒して、再びトロフィーを空高く掲げた。それはEURO、ましてやW杯ほどの価値があるものではないかもしれない。しかしポルトガル代表が築いてきた、まだ短い黄金の歴史において、このタイトルもまた、金とダイヤのように貴重な勝利なのだ」
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ドイツ・ミュンヘンでの一戦は、21分に混戦からマルティン・スビメンディに詰められて先制を許したポルトガルだったが、5分後にヌーノ・メンデスがゴール右隅に突き刺して同点に。前半終了間際にペドリの縦パスで抜け出したミケル・オジャルサバルの巧みなシュートで勝ち越されると、61分にクリスティアーノ・ロナウドがディフレクトしたクロスに反応して右足のダイレクトボレーを決めて再度追いついた。
以降は互いにチャンスを迎えながらも、延長戦でもゴールは生まれず、前回に続いて決勝はPK戦決着へ。2年前はクロアチア相手に11メートルの勝負を制したスペインだが、今回は4人目のアルバロ・モラタがGKディオゴ・コスタに読まれて失敗し、対して先攻のポルトガルは5人全員が決めて隣国のライバルの前で優勝トロフィーを掲げた。
母国との対決となったポルトガルのロベルト・マルティネス監督は、「とても誇りに思う。決勝という重要な舞台で勝つためには、チームとして苦しみに耐える力、粘り強さが必要だ。スペインに得点されても、信じて前に進み続けなければならなかった。そして我々は再び立ち上がり、素晴らしい個性を示した。決勝の経験が豊富なチームを相手に戦った我々の姿勢は、本当に素晴らしかった。試合の中で成長する力を持っていた。ポルトガルはトロフィーに相応しいと思う」と喜びを表わした(ポルトガルのスポーツ紙『Record』より)。
一方、代表138得点目を記録し、母国に3つ目のタイトルをもたらし、勝利の瞬間には涙を流した40歳の“鉄人”ロナウドは、「自分の国のために何かを勝ち取るというのは格別だ。今まで多くのものを勝ち取ったが、代表チームでの勝利はそれとは全く違う。本当にこのタイトルが欲しかった。これで自信がついた。我々はどんな相手でも立ち向かえるんだ、と。ワールドカップに向けても良い弾みになる」と、この勝利の重要性を強調している。
ポルトガル・メディアは彼らに対して賛辞を贈り、スポーツ紙『A BOLA』は「ポルトガルが持つこの力がある限り、あらゆる夢を見なければならない!」と題した記事で、「魂、実力、個性、苦しみに耐える力――2度もリードを許しながらも、その都度立ち上がり、スタンドの人々の咆哮から生まれた大きな信念が、世界最高峰の選手たちに伝わり、そして最後には『ロナウド』という名の少年の涙へと繋がった」と綴り、以下のように自国代表チームへの「感謝」を伝えた。
「再びポルトガルの輝きをこの高みまで引き上げてくれてありがとう。再び征服者に、再び偉大な存在にしてくれてありがとう。(EURO2016、NL2018-19に続き)「二度あることは三度ある」と言うように、今回、ミュンヘンでドイツを退け、そしてスペインを倒して、再びトロフィーを空高く掲げた。それはEURO、ましてやW杯ほどの価値があるものではないかもしれない。しかしポルトガル代表が築いてきた、まだ短い黄金の歴史において、このタイトルもまた、金とダイヤのように貴重な勝利なのだ」
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