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Jリーグ・国内

英国人記者が見たJリーグの現在地。「5~6年前は成長が止まっていたが…」「中村の存在そのものが財産だ」

サッカーダイジェスト編集部

2019.11.08

今なおワールドクラスの技巧をみせつけるイニエスタやビジャと同じピッチに立つだけでも得られるものはある。彼らの存在価値は極めて高い。(C)SOCCER DIGEST

今なおワールドクラスの技巧をみせつけるイニエスタやビジャと同じピッチに立つだけでも得られるものはある。彼らの存在価値は極めて高い。(C)SOCCER DIGEST

Q5 Jリーグのホスピタリティは?

A5 これまでいろんな国のメディアルームに行った経験があるが、Jリーグのスタッフは掛け値なしに素晴らしい。なかなか英語でコミュニケーションが取れない環境下で、英語表記のメンバー表や試合記録を提供してくれるサービスは貴重だ。

 スペインのラ・リーガやイタリアのセリエAでそういうサービスが必ずあるかと言えばそうではなく、プレミアリーグのクラブのメディアルームに日本語表記のメンバー表や試合記録は、当然ながら存在しない。

Q6 ここからJリーグはどう発展していくか?

A6 私が5~6年前に訪れた時は正直、Jリーグの成長が止まっているように感じた。でも、この2~3年で再びポジティブな方向に進んでいるような気がする。やはり大きいのは、『DAZN』の参入だろう。

『DAZN』のおかげもあって、今のJリーグには正真正銘のスター選手がいる。リーグをさらに発展させるうえで彼らの存在は重要だが、だからといってワールドクラスの獲得が勝利に直結するわけではない。それは今季のヴィッセル神戸の順位を見ても分かる。むしろ恩恵を受けているのはヴィッセル神戸の対戦相手。アンドレス・イニエスタやダビド・ビジャと対峙して一流を肌で感じることができるのは大きい。
 Jリーグは今も発展途上の段階で改善の余地を残すという点で、ある意味希望がある。つまり、高いポテンシャルを秘めているということだ。

 世界のいくつかのリーグはピークに達しており、それはそれで楽しめる。一方でJリーグは独自の成長を遂げるチャンスに溢れていて、それはそれで刺激的だ。私はその成長を楽しみにしているし、これからもJリーグを興味深く見守っていきたい。グッドラック!!

【著者プロフィール】
スティーブ・マッケンジー/1968年6月7日、ロンドン生まれ。ウェストハムとサウサンプトンのユースでプレー。とりわけウェストハムへの思い入れが強く、ユース時代からのサポーターになった。また、スコットランド代表のファンでもある。大学時代はサッカーの奨学生として米国の大学で学び、1989年のNCAA(全米大学体育協会)主催の大会で優勝に輝く。

構成●サッカーダイジェスト編集部

※『サッカーダイジェスト』2019年9月26日号より転載。

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