――そんななか、離脱期間にチームの戦いぶりをどう見ていましたか?
本当に素晴らしかったですね。正直、ACLもあって、厳しい戦いになるのかなと思っていた。だけど、良いパフォーマンスで結果も出して、プレー面のクオリティも上げながらチームが成長していったのは、良い意味ですごく驚きでした。
――一方で、自らの怪我の状態も気になっていましたか?
本当に自分の膝がちゃんと戻ってくれるのか、グラウンドにまた立てるのか心配でした。でも、今ではもう、復帰できたこと自体を前向きに捉えています。とにかく、試合に絡むことが大事ですから。
――公式戦の復帰は、7月3日に行なわれた天皇杯2回戦の沖縄SV戦でした。その時はどんな感情が湧きましたか?
本当によく帰ってこれたなと思いましたね。まあ……、うん……。もう帰って来られないかもしれない。もっと長引くかもしれない。そういう想いもあったんです。監督を始め、ドクターやトレーナーなどのスタッフ陣と、どういう復帰の流れを作ってチームにどう関わっていくのかすり合わせて、今のチームにフィットするようにしました。多くの方々の支えがあったおかげで復帰できたので、感謝の気持ちを持ってプレーしていますし、また離脱せず、チームの結果に貢献したいと復帰戦からずっと思っています。
PROFILE
あおやま・としひろ/ 1986年2月22日生まれ、岡山県出身。174㌢・75㌔。川鉄SS―KSSハジャスFC―作陽高(プロ以降はキャリアレコード参照)。J 1通算350試合18得点。J2通算36試合4得点。日本代表通算12試合1得点。広島一筋16年になるチームの大黒柱。多彩な球種を蹴れるパスセンスに加え、豊富な運動量と守備時の危機察知能力にも長けるボランチだ。日本代表としては、2014年のブラジル・ワールドカップに出場し、今年1月にはアジアカップに参戦したが右膝痛で負傷離脱。7月の天皇杯2回戦でようやく戦列復帰を果たした。練習場に訪れたサポーターにはいつも全員にファンサービスし、インタビュー翌日には筆者に「昨日はありがとうございました」とわざわざ声をかけてくれた人情味溢れるナイスガイだ。
取材・文●志水麗鑑
※『サッカーダイジェスト』2019年10月10日号より転載
本当に素晴らしかったですね。正直、ACLもあって、厳しい戦いになるのかなと思っていた。だけど、良いパフォーマンスで結果も出して、プレー面のクオリティも上げながらチームが成長していったのは、良い意味ですごく驚きでした。
――一方で、自らの怪我の状態も気になっていましたか?
本当に自分の膝がちゃんと戻ってくれるのか、グラウンドにまた立てるのか心配でした。でも、今ではもう、復帰できたこと自体を前向きに捉えています。とにかく、試合に絡むことが大事ですから。
――公式戦の復帰は、7月3日に行なわれた天皇杯2回戦の沖縄SV戦でした。その時はどんな感情が湧きましたか?
本当によく帰ってこれたなと思いましたね。まあ……、うん……。もう帰って来られないかもしれない。もっと長引くかもしれない。そういう想いもあったんです。監督を始め、ドクターやトレーナーなどのスタッフ陣と、どういう復帰の流れを作ってチームにどう関わっていくのかすり合わせて、今のチームにフィットするようにしました。多くの方々の支えがあったおかげで復帰できたので、感謝の気持ちを持ってプレーしていますし、また離脱せず、チームの結果に貢献したいと復帰戦からずっと思っています。
PROFILE
あおやま・としひろ/ 1986年2月22日生まれ、岡山県出身。174㌢・75㌔。川鉄SS―KSSハジャスFC―作陽高(プロ以降はキャリアレコード参照)。J 1通算350試合18得点。J2通算36試合4得点。日本代表通算12試合1得点。広島一筋16年になるチームの大黒柱。多彩な球種を蹴れるパスセンスに加え、豊富な運動量と守備時の危機察知能力にも長けるボランチだ。日本代表としては、2014年のブラジル・ワールドカップに出場し、今年1月にはアジアカップに参戦したが右膝痛で負傷離脱。7月の天皇杯2回戦でようやく戦列復帰を果たした。練習場に訪れたサポーターにはいつも全員にファンサービスし、インタビュー翌日には筆者に「昨日はありがとうございました」とわざわざ声をかけてくれた人情味溢れるナイスガイだ。
取材・文●志水麗鑑
※『サッカーダイジェスト』2019年10月10日号より転載