ヴィッセル神戸に所属している元スペイン代表＆バルセロナのアンドレス・イニエスタが公開したある写真が、世界で大きな反響を呼んでいる。

　９月28日、Ｊ１リーグ27節で川崎フロンターレ対ヴィッセル神戸が行なわれ、神戸が２-１で勝利を収めた。この試合で約２か月ぶりに先発したのがイニエスタと、その盟友ダビド・ビジャだ。

　ビジャは44分、左足で強烈なシュートを叩き込んで先制点をマーク。前節の松本山雅戦に続く２試合連続の先制点をチームにもたらした。また、70分にはイニエスタからのロングフィードをトーマス・フェルマーレンが落とし、大崎玲央がヘディングで押し込み２点目をあげる。後半アディショナルタイムに１失点を喫したものの、神戸が守り切り、リーグ戦２連勝と波に乗っている。

　イニエスタは試合後、自身のSNSを更新。ロッカールームでビジャと肩を組んだツーショットを投稿し、「ゴールを決め続けるオジサンと一緒に。素晴らしいグアヘ！」とご機嫌な様子。これにビジャもガッツポーズの絵文字で応えた。

　さらに、この投稿に元スペイン代表のレジェンドたちも反応した。 　かつてバルサでプレーし、2010年の南アフリカ・ワールドカップではイニエスタ、ビジャとともにスペインに優勝をもたらした主力のひとり、DFカルレス・プジョルは「TOP」の絵文字を使い、得点王候補のビジャにエールを送った。

　また、現在はカタールのアル・サッドで指導者としての一歩を踏み出したレジェンドのひとり、シャビ・エルナンデスも登場。「なんて二人組だ！」という感嘆とともに、「サッカーボール」と「TOP」の絵文字を送り、現役を続ける友人たちを称えている。

　そして、そんな彼らの様子に、スペインのサポーターも大喜び。「我々のレジェンドが集結している！」「2010年W杯のベストイレブンは色あせない」「名手たちがまぶしいよ」「サッカーが素晴らしい競技なのはあなたたちのおかげ」「このふたりには素晴らしい歴史がある」などのコメントが、800件以上寄せられた。

　現在、ビジャはリーグ戦12ゴールで、得点ランキング２位につけており、13ゴールで１位タイに君臨しているディエゴ・オリヴェイラ（FC東京）、マルコス・ジュニオール（横浜F・マリノス）に１ゴール差と肉薄。

　元スペイン代表の点取り屋が、残り７試合で得点ランキングトップに昇り詰める可能性は決して低くないだけに、今後のリーグ戦でのプレーに注目が集まりそうだ。

構成●サッカーダイジェスト編集部