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日本代表

前人未到10連覇のバイエルン、10回目優勝のパリSG、記念すべき国内リーグ制覇も「退屈さ」と「CL敗退」が暗い影に!?

THE DIGEST編集部

2022.04.25

国内リーグ優勝を飾ったパリSGだが、優勝決定直前に一部のサポーターが帰途に就く場面も。(C) Getty Images

国内リーグ優勝を飾ったパリSGだが、優勝決定直前に一部のサポーターが帰途に就く場面も。(C) Getty Images

 マウリシオ・ポチェティーノ監督は「我々とファンは困難な時期を経験しており、それが改善されることを願っている。我々は全ての抗議を受け入れるが、このタイトルに対しては敬意を表する必要がある」と語り、キャプテンのマルキーニョスは「昨季はリーグタイトルを逃して傷ついただけに、今季はこの勝利を存分に楽しむべきだ。この雰囲気は残念だ。ファンがいないのは残念だが、我々はこうした良いこと(勝利)を続けていかなければならない」と心情を明かした。

 また、MFマルコ・ヴェッラッティは「我々は持てるものを全て出し切っている」と強調し、サポーターの行為に対する不満を示し、ネイマールは「一部の観客が(試合終了前に)スタンドから去ったことは“シュール”だった」と、こちらも皮肉をまじえて苦言。一方、メッシは自身のSNSでゴールの場面の画像を公開し、「チャンピオン!」と綴って、パリSGでの初タイトル獲得を喜んだ。
 
 サポーターの抗議の的となっているスポーツディクレターのレオナルドは、「期待が高ければ、失望も大きくなる」と彼らの行為を解釈し、また自身の働きについては「補強や管理において、私は間違いを犯し、これがチームの結果にも影響を与えたかもしれない」と語っている。

 このように、10連覇のバイエルン、優勝10回目のパリSGと、ともに国内リーグでひとつの大きな高みに達したにもかかわらず、ネガティブな面も顔をのぞかせてしまったが、それもレオナルドSDが語ったように、ファンの期待を高めるほどのポテンシャルを有しているからだろう。しかし、彼らのタイトル獲得の功績そのものに傷がつくことはもちろんない。

構成●THE DIGEST編集部
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