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日本代表

「スペインは日本にとって強すぎる」各国が混戦E組を大予測! 森保Jの勝率は12%!? ドイツ国内はいまだ“陰謀論”で疑心暗鬼に?【W杯】

THE DIGEST編集部

2022.12.01

 とはいえ一方で、ドイツのメディアの中では、ハンブルクの『HAMBURGER MORGEN POST』紙が「ドイツにとって厳しい状況になるのか……スペインは日本選手にBチームで臨む?」と題した記事で、「L・エンリケ監督はドイツをサポートすることに消極的だ」と報じ、フランクフルトの『Frankfurter Rundschau』紙も「日本戦でスペインが陰謀? 誰もが2位になりたがる理由」という刺激的な見出しの記事でこの件に言及しており、疑心暗鬼になっている部分もあるようだ。
 
 もっとも、日本対スペイン戦の結果以前に、ドイツはコスタリカに勝利しなければ話は始まらない状況だが、これについて同国メディア『t-online.』は「日本とは異なり、ドイツには技術が高く、経験豊富な選手がおり、1対1や素早いダイレクトパスで、コスタリカのコンパクトな守備を確実に崩せるはずだ。コスタリカがスペイン戦のように大崩れするとは思わないが、それでもドイツが圧倒的なパフォーマンスを発揮するだろう」と有利を予想したが、スコアについて「1点差となるだろう」とのことである。

 対して、ニュース週刊誌『stern』は「次ラウンド進出に必要な、中米の“弱者”に対する勝利は簡単であり、何の問題もないように見えるが、4年前、世界王者が韓国に負ける可能性があると、誰が考えただろうか? カザンでの試合を0-2で落とした後、ドイツは自分自身を嘲笑することとなった。カタールで、これと同じようなことがあってはならない」と、過去の屈辱を引き合いに出し、楽観ムードに釘を刺している。

 日本については、ドイツ戦、コスタリカ戦ともに、各国メディアの予想はほとんど外れたが、果たして運命の3戦目ではどうか? ドイツ相手にビッグサプライズが生み出されたハリファ国際スタジアムでの一戦で、再び歴史的なアップセットが実現するか、そしてグループEの大混戦がどう決着するか、要注目である。

構成●THE DIGEST編集部
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