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海外サッカー

味方の得点に満面の笑み…サウジ・デビューのロナウドに英紙がマンU時代との明確な変化を指摘!「引退に向けてのクルーズではない」

THE DIGEST編集部

2023.01.24

 また、『Mirror』紙はロナウド自身の変化にも注目し、「ロナウドはサウジで疑いようのない最大のスターであり、注目を独占しているが、この試合ではタリスカの方がピッチ上で最高の選手に見えた。しかし、それでもロナウドはすぐに新しい同僚を抱きしめ、先制ゴールを祝った」と報道。クロスが自身の頭上を越え、タリスカの頭に合った先制点の場面で、これまでのロナウドなら、自身が得点できなかったことへの負の感情を表に出しがちだったが、ここでは満面の笑顔で、真っ先に得点者の元へ駆け寄っている。
 
「ロナウドは、負担を分かち合えるパートナーができたことを喜んでいるだろう。彼らはサウジ・リーグにおいて、止めるのが非常に難しいパートナーシップを結んだように見える」と綴った同メディアは、「彼の顔に浮かぶ笑顔からは、新しい環境への満足感が窺える。マンUでは、しばしば仲間を批判する態度が見られたものだが、今回、彼は味方のパスのクオリティーが期待を下回っていた時、逆に励ますなど、チームメイトを安心させようと努めていた」と、その変化を指摘した。

「英国での最後の数か月間は、彼にとって明らかに非常に不幸であり、今、彼の身体からはそれらが取り除かれたかのようだ」と同メディア。“憑き物が落ちた”ロナウドの新たな一歩を、「これが引退に向けてのクルーズではないことを証明した」と、ポジティブに評価している。

 パフォーマンスそのものについては「十分なものではなかったかもしれない」と指摘しながらも、「約8フィートもジャンプし、華麗なオーバーヘッドを試みることができる。普通の37歳なら、椅子に座って立ち上がるだけでもうめき声が出ることを考えれば、それでも十分に印象的だ」と擁護。ちなみに同メディアは、この一戦をライブ実況で報じたが、その中でマンUとアーセナルの結果を伝え、「ロナウドの新しいチームは勝っているが、古いチームはスリリングな戦いの末に敗れた」と皮肉ることも忘れていない……。

 当のロナウドは、自身のSNSで「初めての試合で初めての勝利。みんな良くやってくれた。信じられないほどのサポートをしてくれた全てのファンに感謝したい」とメッセージを投稿。この先、中東の地でどのようなパフォーマンスを発揮するか、チーム(首位)をどこまで強化できるか、優勝してアジア・チャンピオンズ・リーグの舞台に立つのか……楽しみと興味は尽きない。

構成●THE DIGEST編集部
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