モナコの地元メディアでは、『Monaco Tribune』が試合記事の中で「南野の復活」と見出しを付け、「ヒュッターが指揮官に就任して以降、日本人選手は素晴らしいシーズンを開始し、プレシーズンで示した大きな期待に応える形で、見事なクロスシュートとヘディングでの２ゴールを挙げ、アシストも記録。さらに素晴らしいのは、ベン・ヤーデルに見事なパスを送り、モナコの勝利を確定させたことだ」と評している。

　さらに同メディアは、「79分、マグネス・アクリウシェにポジションを譲るため、観客から拍手を浴びながらピッチを去った南野は、今季、モナコの攻撃リーダーのひとりとしてカウントされる存在であることを証明した」とも綴り、今後の活躍にも期待を寄せた。

　最後に、モナコのクラブ専門サイト『LA DIGONALE』は、南野が３点に絡む活躍を見せたことで、前述の『L’EQUIPE』紙で単独最高の「８」を与えられ、ベストイレブンに選出されたこと、またリーグ・アンのアシストランキングでトップに立ったことを紹介。そして、自メディアの採点でも「８」の単独最高点を与え、以下のように寸評を綴っている。
  「ヒュッター監督が預かったのは、昨季とは全く異なる選手だった。２つの素晴らしいゴールと１つのアシストを記録した南野は、ストラスブール戦での主役だった。そして彼は今季のモナコで、最も決定的な選手になった。昨季までは手を緩めてプレーしていたが、今では解放され、真価を発揮し始めている。まだ時折、プレーの中でより良い選択をする必要があり、トランジションの場面で改善すべき部分はあるが、この試合での連係面の向上は明白だった。また、最初のゴールでのボール奪取など、幸運も彼に味方している」

構成●THE DIGEST編集部

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