そして、プレー以外の部分においても、「彼は現在、日本代表のキャプテンであり、またシュツットガルトでもキャプテンとして活躍するなど、明らかに模範的なリーダーシップを示す人物である。リバプールには経験豊富な選手がいるが、このようなキャラクターが加わったことで、チームが少なからず向上する可能性がある」と、さらなる貢献にも期待を寄せた。

　最後に同メディアは、「ボーンマス戦では、数的不利でリバプールがパニックに陥らないよう、良いプレーを見せた。この補強は非常に良いものだと考えられる。遠藤は堅実な選手であり、クロップ監督が求めることをやり遂げる能力がある選手だ。複数の役割を果たせて、ベンチも受け入れられる日本代表キャプテンは、ファンのお気に入りになる可能性が十分にある」と、ポジティブな展望を示して記事を締めている。
  　別のクラブ専門サイト『LIVERPOOL.COM』は、遠藤を含めて多くのMF選手が「ダブルピボット」でプレーする方がより快適であること、またマク・アリステルやコディ・ガクポらがより攻撃的な位置での適性を有していることで、現在は４-３-３のシステムを採用しているフォーメーションに改良を加える可能性があると報じており、これが遠藤の力をより引き出すものとなるかが興味深い。

　複数メディアによれば、まだリバプールはカルビン・フィリップス（マンチェスター・シティ）や、ライアン・フラーフェンベルフ（バイエルン）といったMFの獲得を狙っているようだ。しかし、シュツットガルトでは絶対的な存在だった30歳の日本代表選手。これまで以上に厳しい環境における奮闘を、期待を持って見守りたい。

構成●THE DIGEST編集部

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