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海外サッカー

「自信を取り戻した」 2G1Aの南野拓実、モナコ連勝の殊勲者として現地メディアから最高評価!「攻撃のリーダーのひとり」として今後への期待も

THE DIGEST編集部

2023.08.22

2ゴール・1アシストを記録し、モナコの連勝に貢献した南野拓実。(C)Getty Images

2ゴール・1アシストを記録し、モナコの連勝に貢献した南野拓実。(C)Getty Images

 現地時間8月20日にリーグ・アン第2節が行なわれ、モナコはストラスブールを3-0で下して、開幕2連勝を飾った。

 前節クレルモン戦で4点を奪って(4-2)好発進したモナコのホーム初戦、20分に南野拓実が自らボールを奪取してから鋭いミドルをゴール左隅に突き刺して先制すると、36分にはカイオ・エンリケの左からのクロスを南野が頭で合わせて2点目。前半のうちに大きな仕事を果たした日本代表選手は58分、今度はカウンターからウィサム・ベン・ヤーデルにラストパスを通して彼の今季3点目のゴールをお膳立てし、チームの全得点に絡んでみせた。

 公式戦ではリバプール時代の2022年3月に行なわれたFAカップのノリッジ戦以来(国内リーグでは2018年3月のオーストリア・ウィーン戦以来)となる1試合2得点を達成した南野。モナコの公式サイトによれば、彼は試合後に「2ゴール1アシストを決められて嬉しいです。そして、チームは今夜も勝点3を獲れました。これが僕にとっては最も重要なことです」とコメント。プレシーズンからの好調ぶりについて訊かれると、以下のように答えている。

「とにかく、とても良い気分です。オフから、リーグが開幕した今も、とても良い感覚を抱いています。新しい監督が来て、プレースタイルが変わったからかもしれませんが、自分のプレーが向上しているように感じます。嬉しいことですし、このままシーズンを通して調子を維持し、チームの役に立ちたいと思っています」
 
「チームとしては、来季のチャンピオンズ・リーグ出場権を獲得すること。個人的には、全試合に出場し、できるだけ多くの得点やアシストを記録したい」と今季の目標を明かした背番号18に対し、レッドブル・ザルツブルク時代のボスでもあるアディ・ヒュッター監督は、賛辞を惜しまなかった。

「今夏、タキは非常に努力し、プレシーズンでは非常に興味深いプレーを見せた。特に、アーセナル戦とバイエルン戦で素晴らしいパフォーマンスを発揮していた。彼が今夜の勝利に貢献してくれたことをとても嬉しく思う。プレシーズンで良い結果を出すことは、シーズンの良いスタートを助けてくれる。変化は身体的な面だけでなく、精神的な面にも表われている。チーム全員が、本当に彼について喜んでいる」

 クラブもSNSで「素晴らしいシュートでの先制点」「(アシストについて)完璧なパス」「ありがとう、タキ」と投稿し、公式サイトでは「ルイ2世スタジアムでの今季ファーストゲームに相応しいショー」と絶賛した一戦における南野の活躍ぶりを、「タキはスーパーサイヤ人モードに変貌を遂げた」と、日本の人気アニメキャラクターの名を用いて表現している。
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