最終決戦の地はテヘラン・アザディスタジアム。観衆は10万人ともいわれた完全アウェーの雰囲気のなか、0-0で引き分け、クラブにとって長年の悲願だったアジア王者に上り詰めた。
「鹿島はタイトルが義務付けられたチームだけれど、そこにばかり意識がいくと何だか漠然としてしまうので、まずは今日の練習だったり、目の前の試合だったり、そこに集中することが大事。自分たちがやるべきことは何か。一日一日、1試合1試合の積み重ね。その先にタイトルがある」
これが大岩監督の揺るぎない持論だ。
ACL初制覇から18日後に朗報が舞い込む。アジアサッカー連盟の年間最優秀監督賞に選出されたのだ。日本人監督として8人目の栄誉である(男女両部門合わせて)。
波乱万丈――。
大岩監督の鹿島における2年7か月の監督人生を一言で表すなら、この言葉がピタリとくるのではないか。
「いいときもあれば、つらいときもあった。試合に勝てないときはファンやサポーターの皆さんからたくさんの批判も受けたけれど、それらすべてが自分の糧になっている。非常に充実していた」
今後については「まだどうなるかわからない」としながらも「これまでの経験を生かせるような仕事ができたら」と明言。その真意とはやはり「監督」になるのだろう。
そう遠くない未来に、どこかのJクラブから“大岩監督、就任”のニュースが届くのではないか。
取材・文●小室功(オフィスプリマベーラ)
「鹿島はタイトルが義務付けられたチームだけれど、そこにばかり意識がいくと何だか漠然としてしまうので、まずは今日の練習だったり、目の前の試合だったり、そこに集中することが大事。自分たちがやるべきことは何か。一日一日、1試合1試合の積み重ね。その先にタイトルがある」
これが大岩監督の揺るぎない持論だ。
ACL初制覇から18日後に朗報が舞い込む。アジアサッカー連盟の年間最優秀監督賞に選出されたのだ。日本人監督として8人目の栄誉である(男女両部門合わせて)。
波乱万丈――。
大岩監督の鹿島における2年7か月の監督人生を一言で表すなら、この言葉がピタリとくるのではないか。
「いいときもあれば、つらいときもあった。試合に勝てないときはファンやサポーターの皆さんからたくさんの批判も受けたけれど、それらすべてが自分の糧になっている。非常に充実していた」
今後については「まだどうなるかわからない」としながらも「これまでの経験を生かせるような仕事ができたら」と明言。その真意とはやはり「監督」になるのだろう。
そう遠くない未来に、どこかのJクラブから“大岩監督、就任”のニュースが届くのではないか。
取材・文●小室功(オフィスプリマベーラ)