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海外テニス

新方式の全米オープン混合複をガウフが見送り。理由はスポンサー行事のためで、改革自体は「すごくいいと思う」<SMASH>

スマッシュ編集部

2025.08.13

ダブルスでも世界トップの実力を誇るガウフ(左)だが、注目の全米ミックスは多忙を理由に見送ることになった(右はケスラー)。(C)Getty Images

ダブルスでも世界トップの実力を誇るガウフ(左)だが、注目の全米ミックスは多忙を理由に見送ることになった(右はケスラー)。(C)Getty Images

 女子テニス世界ランキング2位のココ・ガウフ(アメリカ)が、今月開幕する「全米オープン」(8月26日~9月8日/アメリカ・ニューヨーク)の新フォーマットによる混合ダブルスへの出場を見送ることを明らかにした。理由は、スポンサー関連イベントなどによる多忙なスケジュールだという。

 刷新された混合ダブルスは、本戦の1週間前にあたる8月19日(火)と20日(水)に開催。ヤニック・シナー(イタリア)、カルロス・アルカラス(スペイン)、ジェシカ・ペグラ(アメリカ)、イガ・シフィオンテク(ポーランド)、エマ・ラドゥカヌ(イギリス)らシングルスの男女トップ選手が集結し、優勝チームには賞金100万ドル(約1億4800万円)が贈られる。

 シングルス2位のガウフは、昨年の全仏ダブルス覇者であり、全米前哨戦の「ナショナルバンク・オープン」(カナダ・モントリオール)でもマッカートニー・ケスラー(アメリカ)と組んで優勝。元ダブルス世界1位の彼女の欠場は、大会にとっては痛手となる。

 理由について、ガウフは開催中の「シンシナティ・オープン」(8月7日~18日/アメリカ・シンシナティ)の会見でこう明かした。

「私にとって、全米オープン前のフリーウィークはすでにスポンサー関連のスケジュールで埋まっているため、別のことをする余裕がなかったからです。私はとても競争心が強いので、負けたら絶対に満足できない。だから、それに精神的なエネルギーを使いたくありませんでした」
 
 試合直前までガウフには過密日程が待っている。

「スポンサーの用事に加えて、その週の準備、そして月曜日にそれが終わって、火曜日にプレーしなければならい。だから、スケジュール的に私には厳しいとわかっていました」

 それでもガウフは、混合ダブルスの改革自体には好意的だ。

「すごくいいと思うし、エキサイティングな2日間になると思います。将来に向けて完全に排除するつもりはありません。ただ、今回の話が出てきた時には、すでに予定がぎっしり入っていました」

 今季のガウフは、クレーシーズンの「マドリード・オープン」、「イタリア国際」と立て続けに準優勝し、「全仏オープン」では自身2度目の四大大会制覇を達成した。ウインブルドンは初戦で姿を消したものの、ここまでシーズン通算33勝11敗と安定した戦績だ。2年ぶりの全米オープンタイトル奪還に向け、万全の状態で臨みたいと思うのも当然と言えよう。

構成●スマッシュ編集部

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