今シーズン最後の“テニスの四大大会”である全米オープンが、8月末から9月上旬にかけて、ニューヨークで開催される。24日の本戦開幕に先駆けて、18日に予選がスタート。日本勢では男子9名、女子5名が出場し、3連勝で得られる本戦の切符に挑む。
予選初日には男女計5人の日本人選手が登場。初出場のトゥロター・ジェームズ(世界ランキング187位)はフルセットの惜敗。最高位72位の綿貫陽介(現148位)も敗れたが、ダニエル太郎(同167位)、柴原瑛菜(同130位)、本玉真唯(同181位)の3選手が2回戦に駒を進めた。
ダニエルと柴原の試合が組まれたのは、隣り合わせのコート。双方の進行を気に掛ける多くの日本人ファンたちの、期待と声援の中で進んでいった。
先にコートに入ったダニエルは、立ち上がりから飛ばして4ゲーム連取。すると隣のコートで柴原も、ダニエルをなぞるかのように相手を突き放す。ダニエルが第1セットを6-1で取った頃には、柴原も4-0とリード。足並み揃え、各々のスコアボードにリズム良く数字を刻んでいった。
だが柴原の試合は、ここから風向きがやや変わる。
「相手が打つタイミングを早めてきた時に、私は攻め急ぎ、ちゃんとポジションに入れていないのに無理して打ってしまった」
柴原が、述懐する。対戦相手のケイラ・デイ(アメリカ/同516位)は、同じカリフォルニア出身の同世代。「8歳の頃から、同じUSTAのテニスセンターで練習してきた」というよく知る間柄なだけに、一筋縄ではいかなかった。
ただ、「知っている相手なのは、やりやすかった」とポジティブに捉える柴原は、焦らない。
「ミスが増えたのは、ちゃんとポジションに入れていなかったから。そこに気付けたのが良かった」と、後に柴原が述懐する。問題点を修正した柴原は、このセットを7-5で奪取。以降は主導権を手放すことなく、第2セットは6-1で圧倒した。
ウインブルドン以降はヒジの痛みのため休みを取り、自信とトレードマークの笑顔も、やや失いかけていた柴原。それだけにこの勝利は、1勝以上の価値を帯びた様子。
「1つ勝ち上がれたので、得た自信を次に生かしたい!」と、表情にも”ハッピー・ガール“のそれが戻ってきた。
予選初日には男女計5人の日本人選手が登場。初出場のトゥロター・ジェームズ(世界ランキング187位)はフルセットの惜敗。最高位72位の綿貫陽介(現148位)も敗れたが、ダニエル太郎(同167位)、柴原瑛菜(同130位)、本玉真唯(同181位)の3選手が2回戦に駒を進めた。
ダニエルと柴原の試合が組まれたのは、隣り合わせのコート。双方の進行を気に掛ける多くの日本人ファンたちの、期待と声援の中で進んでいった。
先にコートに入ったダニエルは、立ち上がりから飛ばして4ゲーム連取。すると隣のコートで柴原も、ダニエルをなぞるかのように相手を突き放す。ダニエルが第1セットを6-1で取った頃には、柴原も4-0とリード。足並み揃え、各々のスコアボードにリズム良く数字を刻んでいった。
だが柴原の試合は、ここから風向きがやや変わる。
「相手が打つタイミングを早めてきた時に、私は攻め急ぎ、ちゃんとポジションに入れていないのに無理して打ってしまった」
柴原が、述懐する。対戦相手のケイラ・デイ(アメリカ/同516位)は、同じカリフォルニア出身の同世代。「8歳の頃から、同じUSTAのテニスセンターで練習してきた」というよく知る間柄なだけに、一筋縄ではいかなかった。
ただ、「知っている相手なのは、やりやすかった」とポジティブに捉える柴原は、焦らない。
「ミスが増えたのは、ちゃんとポジションに入れていなかったから。そこに気付けたのが良かった」と、後に柴原が述懐する。問題点を修正した柴原は、このセットを7-5で奪取。以降は主導権を手放すことなく、第2セットは6-1で圧倒した。
ウインブルドン以降はヒジの痛みのため休みを取り、自信とトレードマークの笑顔も、やや失いかけていた柴原。それだけにこの勝利は、1勝以上の価値を帯びた様子。
「1つ勝ち上がれたので、得た自信を次に生かしたい!」と、表情にも”ハッピー・ガール“のそれが戻ってきた。