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海外テニス

「結構マンハッタンも楽しんでいます」苦手意識が一転、心に余裕ができた望月慎太郎が“視野の広さ”で全米本戦初勝利!<SMASH>

内田暁

2025.08.27

初めて挑んだ全米オープン本戦で1回戦を突破した望月慎太郎。これまで苦手としていた大会を楽しむ余裕が出てきた。(C)Getty Images

初めて挑んだ全米オープン本戦で1回戦を突破した望月慎太郎。これまで苦手としていた大会を楽しむ余裕が出てきた。(C)Getty Images

 米国ニューヨーク・フラッシングメドウで開催中のテニス四大大会「全米オープン」は、大会3日目の8月26日(現地時間)、男女シングルス1回戦が行なわれた。予選を突破し同大会本戦初出場を果たした望月慎太郎(世界ランキング112位)は、125位のユーゴ・ガストンと対戦。持ち味のネットプレーを存分に発揮し、6-4、6-3、6-4で快勝した。

―――◆―――◆―――

「あれ? 辻野さんは、いないんですか?」

 会見室に現れた望月は、開口一番、いたずらっぽい笑みを浮かべて言った。「辻野さん」とは、元ツアープレーヤーにして、解説者としても活躍する辻野隆三氏。客席の上段から観戦していた辻野氏の姿を、望月は試合中にも、はっきり視野に捉えていたようだ。

「正直、あまり好きな大会ではなかった」

 全米オープンへの思いを、望月はそう口にしていた。北米の跳ねるハードコートは、大柄なパワープレーヤーが優位。ジュニア時代にもあまり勝てず、“大人”になってからも予選で苦しい戦いが続いていた。
 
 マンハッタンの喧騒も、大会中はストイックにテニスに向き合う望月の肌には、あまりなじまない。会場から遠く、渋滞にはまれば1~2時間かかる不確定さも、ストレス要因だろう。

「マンハッタンに滞在するのも、できれば避けたいと思っていた」。そう口にすることも、彼はためらわなかった。

 そんな望月が今回は、「結構、マンハッタンも楽しんでいます」とフッと笑う。レストランでの食事に舌鼓を打ち、2日前にはヤンキースタジアムに足を運び、野球観戦も満喫した。

「本当はメッツの試合が見たかったが、メッツは昨日まで遠征中だったから...」と、2球団のスケジュールもばっちりチェックしている様子だ。

 それらオフコートでの心の余裕は、コート上にも持ち込まれているようだ。冒頭で触れたように、試合中にも客席を見て、色んな知り合いや関係者たちの顔を認識していたという。

 視野の広さは、試合でも当然生きる。相手のガストンはトリッキーなクセ者ではあるが、ビッグサービスやパワーで圧倒するタイプではないことも、どこかで安心材料になっていたようだ。
 
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