プロ3年目のフェリックス・オジェ-アリアシムが、2020年シーズンを通して大掛かりな寄付を行なうことを発表した。
カナダ出身の19歳、オジェ-アリアシムは7日、自身のTwitterにて動画と共にメッセージを投稿。「これまで、テニスという競技において満足のいくキャリアを積んで来たことはとても幸運だったと感じている。だが、テニスとは直接的な関わりのない世界にも目を向ける時が来た」と語った。
「#FAA POINTS FOR CHANGE」と題されたこの寄付では、彼が1ポイントを獲得するごとに、5ドルをエデュチェインジに寄付するとのことだ。エデュチェインジとは、世界の子どもたちの教育をサポートする機関で、オジェ-アリシアムによる寄付金はトーゴの子どもたちのために使われるという。
また、このチャリティーに賛同したヨーロッパの金融グループ、BNPパリバも、彼が1ポイントを得るごとに15ドルを寄付する。つまりオジェ-アリアシムの1ポイントは、子どもたちが教育の機会を得るための20ドルとなるのだ。
オジェ-アリアシムは、この寄付を通じて、子どもたちのためにポイントを獲得し、それに伴いランキングも上昇させることへの熱意をますます燃やしている。「今年は今までよりも、すべてのポイントにより高い価値がある」と語る。ちなみに、現在開催中のロッテルダムの大会では92ポイントを獲得して1回戦を突破。これだけでも約20万円分の寄付となる。
テニス界では、オーストラリア出身のニック・キリオスが、大規模な火災の被害を受けた祖国オーストラリアに寄付をし、チャリティー大会を提案したことは記憶に新しい。2011年に創設された男子テニスのエース選手らによるATPエースチャリティープログラムは、主にATP大会の開催地となった地域に対して、これまでに1200万ドルの寄付を行なってきた。
また、2月7日には、フェデラーとナダルが南アフリカにて、共同でエキジビションマッチを開催。テニスの試合では史上最多となる51,954人の観客を集めたこのイベントでは、一晩で350万ドル(約3億8400万円)もの寄付金が集まったという。
世界中の子どもたちが教育の機会を得られるように、テニスをはじめとしたスポーツをプレーできるように、ツアーでは多くの選手がサポートを行なっている。こういったサポート受けた子どもたちが、成長し、いずれ次世代を担う存在になっていくのだろう。
文●誉田優
フリーライター。早稲田大学スポーツ科学部卒業。
Twitter:yu__honda/Instagram:yu__honda
【PHOTO】全豪OPで躍動するフェデラー、ジョコビッチ、ハレプらトップ選手たちの美しいフォーム集!
カナダ出身の19歳、オジェ-アリアシムは7日、自身のTwitterにて動画と共にメッセージを投稿。「これまで、テニスという競技において満足のいくキャリアを積んで来たことはとても幸運だったと感じている。だが、テニスとは直接的な関わりのない世界にも目を向ける時が来た」と語った。
「#FAA POINTS FOR CHANGE」と題されたこの寄付では、彼が1ポイントを獲得するごとに、5ドルをエデュチェインジに寄付するとのことだ。エデュチェインジとは、世界の子どもたちの教育をサポートする機関で、オジェ-アリシアムによる寄付金はトーゴの子どもたちのために使われるという。
また、このチャリティーに賛同したヨーロッパの金融グループ、BNPパリバも、彼が1ポイントを得るごとに15ドルを寄付する。つまりオジェ-アリアシムの1ポイントは、子どもたちが教育の機会を得るための20ドルとなるのだ。
オジェ-アリアシムは、この寄付を通じて、子どもたちのためにポイントを獲得し、それに伴いランキングも上昇させることへの熱意をますます燃やしている。「今年は今までよりも、すべてのポイントにより高い価値がある」と語る。ちなみに、現在開催中のロッテルダムの大会では92ポイントを獲得して1回戦を突破。これだけでも約20万円分の寄付となる。
テニス界では、オーストラリア出身のニック・キリオスが、大規模な火災の被害を受けた祖国オーストラリアに寄付をし、チャリティー大会を提案したことは記憶に新しい。2011年に創設された男子テニスのエース選手らによるATPエースチャリティープログラムは、主にATP大会の開催地となった地域に対して、これまでに1200万ドルの寄付を行なってきた。
また、2月7日には、フェデラーとナダルが南アフリカにて、共同でエキジビションマッチを開催。テニスの試合では史上最多となる51,954人の観客を集めたこのイベントでは、一晩で350万ドル(約3億8400万円)もの寄付金が集まったという。
世界中の子どもたちが教育の機会を得られるように、テニスをはじめとしたスポーツをプレーできるように、ツアーでは多くの選手がサポートを行なっている。こういったサポート受けた子どもたちが、成長し、いずれ次世代を担う存在になっていくのだろう。
文●誉田優
フリーライター。早稲田大学スポーツ科学部卒業。
Twitter:yu__honda/Instagram:yu__honda
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