既報の通り、テニス四大大会「全米オープン」の3回戦で第23シードの大坂なおみ(世界ランキング24位)が第15シードのダリア・カサキナ(オーストラリア/同18位)を6-0、4-6、6-3で下してベスト16入りを決めた。
日本テニス界レジェンドの松岡修造氏は今大会の1・2回戦に続いてコートサイドの最前列で観戦。そして試合後、自身の公式インスタグラム(@shuzo_dekiru)に「なおみさんのメンタルが手に取るように感じられた。なおみさん、よく勝った!」と綴り、恒例ともなる熱い独自解説を投稿した。
第1セットは「戸惑い」と題し、カサキナが自分のテニスを失っていたことを取り上げた。「ダブルフォールトが8本。ボールがコートに入らない。なぜこうなってしまったのか?本人も戸惑っていたはずです。試合時間わずか23分。信じられない展開でした」と、松岡氏も驚きを隠せない様子だ。
続く第2セットは「逆の戸惑い」として、大坂が“戸惑いゾーン”に突入したと言及。ミスを多発していたカサキナのショットが決まるようになり、「第1セットでほとんどラリーがなかったため、感覚をつかめなかったなおみさんは、リズムを崩し、メンタルも揺らいでしまった」と分析する。
大坂のトイレットブレークを経た第3セットは「禅・なおみさん」だ。「これまでにない姿を見せました」と記し、その様子を「新しいコーチと一切アイコンタクトをせず、見ていたのはラケットだけ。外ではなく内に視線を向け、深い集中に入っていく。僕には、まるでコート上で“禅”を行なっているように見えました。ショットが決まろうが、ミスをしようが、相手に決められようが、なおみさんは静かに自分と向き合い続けていた」と見ている。
そして「メンタルを整えたことで、一気に本来のテニスを取り戻し、最後は、サーブもフォアもバックもなおみさんらしいスーパーショットが炸裂!最高のテニスで勝利を掴みました」と称賛した。
なお、大坂は4回戦で第3シードのココ・ガウフ(アメリカ/同3位)と対戦することが決定。「今日のような苦しい試合を経験したことが、ガウフ戦に勝つための大切な準備になった」とは松岡氏。その言葉どおりガウフとの4回戦では準備万端で最高のパフォーマンスを披露してほしい。
構成●スマッシュ編集部
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【画像】大坂なおみはじめ、2025全米オープンを戦う女子トップ選手たちの厳選フォト
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続く第2セットは「逆の戸惑い」として、大坂が“戸惑いゾーン”に突入したと言及。ミスを多発していたカサキナのショットが決まるようになり、「第1セットでほとんどラリーがなかったため、感覚をつかめなかったなおみさんは、リズムを崩し、メンタルも揺らいでしまった」と分析する。
大坂のトイレットブレークを経た第3セットは「禅・なおみさん」だ。「これまでにない姿を見せました」と記し、その様子を「新しいコーチと一切アイコンタクトをせず、見ていたのはラケットだけ。外ではなく内に視線を向け、深い集中に入っていく。僕には、まるでコート上で“禅”を行なっているように見えました。ショットが決まろうが、ミスをしようが、相手に決められようが、なおみさんは静かに自分と向き合い続けていた」と見ている。
そして「メンタルを整えたことで、一気に本来のテニスを取り戻し、最後は、サーブもフォアもバックもなおみさんらしいスーパーショットが炸裂!最高のテニスで勝利を掴みました」と称賛した。
なお、大坂は4回戦で第3シードのココ・ガウフ(アメリカ/同3位)と対戦することが決定。「今日のような苦しい試合を経験したことが、ガウフ戦に勝つための大切な準備になった」とは松岡氏。その言葉どおりガウフとの4回戦では準備万端で最高のパフォーマンスを披露してほしい。
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