既報の通り、テニス四大大会「全米オープン」の車いす男子シングルス決勝で、第1シードの小田凱人(世界ランキング1位)が第4シードのグスタボ・フェルナンデス(アルゼンチン/同4位)を6-2、3-6、7-6(11)で下し、同大会初優勝に輝いた。
これにより小田は生涯ゴールデンスラム(四大大会とパラリンピックを制すること)を達成。車いすテニスでは国枝慎吾氏、女子の元世界1位ディーデ・デフロート(オランダ/現7位)に続いて3人目となった。
19歳3カ月という最年少での離れ業をやってのけた世界王者は、自身の公式インスタグラム(@tokitoistheone)を更新し、熱い気持ちを綴るとともにさらなる夢を明かした。
パリパラリンピックから1年経った今、「いろんな変化があって考え方も変わった」として「僕らパラ競技のアスリートはどうしても色んな所でただ居るだけでその場の見え方を整える程度でしかありませんでした。主役を差し置いて全部持っていったなって思われたい、なんて考えのプレイヤーもあまりいなかったかも」と記した。
そして「でも俺はずっと思ってた。俺が一番かっこいいって。マイナースポーツだろうが絶対エンターテイメントになるだろうって。でもやっぱ元々は頑張っても100人もお客さんが集まることなんてなかった。日本ではスタジアムのチケットが完売とか多くの人にスポーツとして注目してもらえて、選手はアスリートとして認識されてきてレベルも上がってきてる」と続けた。
しかし、海外の試合ではまだ「お客さんが集まることは稀」だという。そこで「これからはもっとワールドワイドにtokito odaの名前を世界に刻みに行きたい」と抱負を語る。
また、「こんな事SNSに書くことじゃないかもしれないしお金はタブーって事になってるから批判されるかもしれない」と前置きしつつ、2年前ほど前から「億稼いで車買って家建てて父ちゃん母ちゃんを支えてる。やんちゃ坊主でどうしょうもなくて病気した時はみんなどん底だった正直。でももう今はみんなで良い暮らしをできてる。チーム全員でビジネスクラスに乗って世界を転戦してこんなアスリート今は他にいないと思う」と明かした。
そして未来にも目を向けた。「10年20年後には車いすテニスで億稼ぐのも当たり前かもしれないし俺の記録を破ってくる人もポンポン出てくるかもしれない。だからこそ10年20年後の当たり前をおれは今から叫び続けたい。自慢話なんかじゃない。皆に俺のブルースを聞いてほしい」
最後は「そんな夢を持ってこれからも変わらず生きていきます。応援ありがとうございました」と綴った。偉業を成し遂げた世界王者がこの先さらに輝いていくことを期待したい。
構成●スマッシュ編集部
【画像】小田凱人はじめ、2025全米オープンを戦う男子トップ選手たちの厳選フォト
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【関連記事】「日本強すぎる!」車いすテニス小田凱人、18歳史上最年少で金メダルに列島大熱狂「間違いなく歴史に残る」【パリパラリンピック】
これにより小田は生涯ゴールデンスラム(四大大会とパラリンピックを制すること)を達成。車いすテニスでは国枝慎吾氏、女子の元世界1位ディーデ・デフロート(オランダ/現7位)に続いて3人目となった。
19歳3カ月という最年少での離れ業をやってのけた世界王者は、自身の公式インスタグラム(@tokitoistheone)を更新し、熱い気持ちを綴るとともにさらなる夢を明かした。
パリパラリンピックから1年経った今、「いろんな変化があって考え方も変わった」として「僕らパラ競技のアスリートはどうしても色んな所でただ居るだけでその場の見え方を整える程度でしかありませんでした。主役を差し置いて全部持っていったなって思われたい、なんて考えのプレイヤーもあまりいなかったかも」と記した。
そして「でも俺はずっと思ってた。俺が一番かっこいいって。マイナースポーツだろうが絶対エンターテイメントになるだろうって。でもやっぱ元々は頑張っても100人もお客さんが集まることなんてなかった。日本ではスタジアムのチケットが完売とか多くの人にスポーツとして注目してもらえて、選手はアスリートとして認識されてきてレベルも上がってきてる」と続けた。
しかし、海外の試合ではまだ「お客さんが集まることは稀」だという。そこで「これからはもっとワールドワイドにtokito odaの名前を世界に刻みに行きたい」と抱負を語る。
また、「こんな事SNSに書くことじゃないかもしれないしお金はタブーって事になってるから批判されるかもしれない」と前置きしつつ、2年前ほど前から「億稼いで車買って家建てて父ちゃん母ちゃんを支えてる。やんちゃ坊主でどうしょうもなくて病気した時はみんなどん底だった正直。でももう今はみんなで良い暮らしをできてる。チーム全員でビジネスクラスに乗って世界を転戦してこんなアスリート今は他にいないと思う」と明かした。
そして未来にも目を向けた。「10年20年後には車いすテニスで億稼ぐのも当たり前かもしれないし俺の記録を破ってくる人もポンポン出てくるかもしれない。だからこそ10年20年後の当たり前をおれは今から叫び続けたい。自慢話なんかじゃない。皆に俺のブルースを聞いてほしい」
最後は「そんな夢を持ってこれからも変わらず生きていきます。応援ありがとうございました」と綴った。偉業を成し遂げた世界王者がこの先さらに輝いていくことを期待したい。
構成●スマッシュ編集部
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