テニス四大大会「全米オープン」は大会14日目の現地9月6日に女子シングルス決勝戦を実施。第8シードで地元アメリカ勢のアマンダ・アニシモワ(世界ランキング9位)は、第1シードでディフェンディングチャンピオンのアリーナ・サバレンカ(ベラルーシ/同1位)に3-6、6-7(3)で敗退した。
ウインブルドンに続き、四大大会2大会連続での決勝進出となったアニシモワ。ウインブルドンではイガ・シフィオンテク(ポーランド/同2位)を相手に0-6、0-6と、完膚なきまでに叩きのめされて準優勝に終わった。その雪辱を果たすべく臨んだ全米オープン決勝戦だったが、今回は思いがけない壁にぶつかってしまったようだ。
海外テニスメディア『TENNIS.COM』によると、アニシモワは試合後の会見で「日中に屋根を閉めた状態でプレーした経験がなく、文字通り(視界が)真っ白だったの」とコメント。照明がまぶし過ぎたために「試合全体を通してサービスの時にボールが見えなかった」と明かした。
午後4時過ぎに始まった女子シングルス決勝戦だったが、当日は雷雨のため最初から屋根が閉じられており、アニシモワは試合開始前のウォームアップの時点から「かなりの障害になるだろうと感じていた」と言う。
実際のところ、アニシモワは試合を通して5度のブレークをサバレンカに献上し、第1セットではセカンドサービスのポイント獲得がわずかの2ポイントだった。
「本当にショックだったわ。サービスをキープできなければ試合に勝つことは非常に困難になるということは明白だから」
試合中、何度か主審へ「照明が明るすぎる」と訴えたが、対応できないとの旨を告げられるだけだった。結局、リズムをつかみきれないまま試合終了を迎え、四大大会初優勝の夢は潰えた。
それでも、今季好調をキープしているアニシモワは大会後の世界ランキングでキャリアハイとなる4位に上昇する見込みだ。また、「今年の目標にしていた」と明かすWTAファイナルズ(上位8選手が出場するシーズン最終戦)への出場レースでは6位につけている。
「シーズン序盤は手の届かない目標だったけれど今は出場権獲得のチャンスがある。もし出場できたなら本当に光栄なことね」
悲願の四大大会初優勝は来シーズンに持ち越しとなったが、次なる目標に向けてアニシモワの新たな挑戦が始まる。
構成●スマッシュ編集部
【画像】サバレンカやアニシモワほか、全米オープン2025を戦う女子トップ選手たちの厳選フォト
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海外テニスメディア『TENNIS.COM』によると、アニシモワは試合後の会見で「日中に屋根を閉めた状態でプレーした経験がなく、文字通り(視界が)真っ白だったの」とコメント。照明がまぶし過ぎたために「試合全体を通してサービスの時にボールが見えなかった」と明かした。
午後4時過ぎに始まった女子シングルス決勝戦だったが、当日は雷雨のため最初から屋根が閉じられており、アニシモワは試合開始前のウォームアップの時点から「かなりの障害になるだろうと感じていた」と言う。
実際のところ、アニシモワは試合を通して5度のブレークをサバレンカに献上し、第1セットではセカンドサービスのポイント獲得がわずかの2ポイントだった。
「本当にショックだったわ。サービスをキープできなければ試合に勝つことは非常に困難になるということは明白だから」
試合中、何度か主審へ「照明が明るすぎる」と訴えたが、対応できないとの旨を告げられるだけだった。結局、リズムをつかみきれないまま試合終了を迎え、四大大会初優勝の夢は潰えた。
それでも、今季好調をキープしているアニシモワは大会後の世界ランキングでキャリアハイとなる4位に上昇する見込みだ。また、「今年の目標にしていた」と明かすWTAファイナルズ(上位8選手が出場するシーズン最終戦)への出場レースでは6位につけている。
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