これまでに最高峰の四大大会でシングルス7勝を挙げ、2002年2月に黒人の女子テニス選手として初の世界ランキング1位を記録したレジェンド、ビーナス・ウィリアムズ(アメリカ/現569位)。現在45歳の彼女は子宮筋腫の手術を経て今年7月末に約16カ月ぶりにツアーに復帰した。
そして先日自国で行なわれた今季最後の四大大会「全米オープン」(アメリカ・ニューヨーク/ハードコート)にもワイルドカード(主催者推薦)を得て単複で出場。シングルスと混合ダブルスは初戦敗退に終わったものの、23歳のレイラ・フェルナンデス(カナダ/元13位/現28位)とのペアで臨んだ女子ダブルスでは見事ベスト8に進出し、会場を大いに沸かせた。
今後については引退の可能性こそ否定しているものの、すでに出場を約束している一部の大会を除き、「まだ確実なことはわからない」と明かしていたビーナス。それでも競技に対するモチベーションは衰えておらず、先日応じた米誌『Parade』のインタビューでも現役続行への意欲を示した。見据える先は28年7月に母国で開催されるロサンゼルス五輪だ。
「今は単純に長い間モチベーションを保ってコートに立ち続けられるかどうか、という感じ。五輪に出場できるかどうかは状況を見ていくつもりだけど、不可能なことは何もないと思う」
ちなみにビーナスが最後に五輪でプレーしたのは16年のブラジル・リオ大会で、この時はラジーブ・ラム(複元1位/現29位)と組んだ混合ダブルスで銀メダルを獲得。00年シドニーでは単複で金メダルに輝き、08年北京と12年ロンドンでも女子ダブルスで頂点に立つなど、"平和の祭典"では抜群の強さを見せてきた。
テニス界における"不屈の精神"の象徴として、今もなお多くのファンを魅了し続けているビーナス。ロス五輪開催時には48歳を迎えているが、もしそこでコートに立つことができれば、その一挙手一投足に注目が集まることは間違いないだろう。レジェンドの挑戦の旅はまだまだ続いていく。
文●中村光佑
【画像】ビーナス・ウィリアムズはじめ、全米オープン2025で躍動した女子トップ選手たちの厳選フォト
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そして先日自国で行なわれた今季最後の四大大会「全米オープン」(アメリカ・ニューヨーク/ハードコート)にもワイルドカード(主催者推薦)を得て単複で出場。シングルスと混合ダブルスは初戦敗退に終わったものの、23歳のレイラ・フェルナンデス(カナダ/元13位/現28位)とのペアで臨んだ女子ダブルスでは見事ベスト8に進出し、会場を大いに沸かせた。
今後については引退の可能性こそ否定しているものの、すでに出場を約束している一部の大会を除き、「まだ確実なことはわからない」と明かしていたビーナス。それでも競技に対するモチベーションは衰えておらず、先日応じた米誌『Parade』のインタビューでも現役続行への意欲を示した。見据える先は28年7月に母国で開催されるロサンゼルス五輪だ。
「今は単純に長い間モチベーションを保ってコートに立ち続けられるかどうか、という感じ。五輪に出場できるかどうかは状況を見ていくつもりだけど、不可能なことは何もないと思う」
ちなみにビーナスが最後に五輪でプレーしたのは16年のブラジル・リオ大会で、この時はラジーブ・ラム(複元1位/現29位)と組んだ混合ダブルスで銀メダルを獲得。00年シドニーでは単複で金メダルに輝き、08年北京と12年ロンドンでも女子ダブルスで頂点に立つなど、"平和の祭典"では抜群の強さを見せてきた。
テニス界における"不屈の精神"の象徴として、今もなお多くのファンを魅了し続けているビーナス。ロス五輪開催時には48歳を迎えているが、もしそこでコートに立つことができれば、その一挙手一投足に注目が集まることは間違いないだろう。レジェンドの挑戦の旅はまだまだ続いていく。
文●中村光佑
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