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海外テニス

「幸せな結末もあるのです!」大きな手術を乗り越えカムバックを果たしたビーナスが過去の苦悩と葛藤を告白<SMASH>

スマッシュ編集部

2025.08.04

16カ月ぶりのツアー復帰ながら見事なプレーを見せたビーナス。45歳でのツアー勝利は2番目の年長記録だという。(C)Getty images

16カ月ぶりのツアー復帰ながら見事なプレーを見せたビーナス。45歳でのツアー勝利は2番目の年長記録だという。(C)Getty images

 先日の「ムバダラ・シティDC・オープン」(7月21日~27日/アメリカ・ワシントンDC)にて、約16カ月ぶりのテニスツアー復帰を果たした元女王ビーナス・ウィリアムズ(アメリカ/現世界ランキング643位)が自身の公式インスタグラム(@venuswilliams)を更新。1年前に受けた腹式子宮筋腫核出術について綴っている。

 今年7月の初めに米メディア『NBC』のインタビューで子宮筋腫の手術を受けたことを明かしていたビーナス。インスタグラムへの投稿では「1年前の今日(7月31日)私は子宮筋腫を除去する腹式子宮筋腫核出術を受けていました。1年でこんなにも変わるのね! 16カ月ぶりにトーナメントに出場し、現在は全米オープンへの準備を進めています」と綴った。

 さらに続けて、ビーナスはこの手術を受ける決断をするまでに様々な葛藤と苦痛に苛まれていたことも明かしている。

「私は手術不能だと診断されていました。手術台で出血死する可能性があるとも告げられました。自分の子どもを妊娠することは諦め、代理母を探すように言われて何年も手術を受けずにいました。私は長年にわたり重度の貧血、耐え難い痛み、過剰な出血などに苦しみ、テニスキャリアに大きな影響を及ぼしました」
 
 それでもビーナスは最終的に手術を決断し、さらにはツアー復帰を果たすまでに回復した。アメリカでは7月が子宮筋腫啓発月間とされているようで、今回の投稿は「子宮筋腫啓発月間の最終日を記念したものです。幸せな結末もあるのです!」と、同様の症状に悩まされる人々へ、ポジティブな情報を発信するための投稿だったようだ。

 大きな手術を乗り越えたビーナスはワシントンで単複に出場し、どちらも初戦を突破する見事なカムバックを見せてくれた。また大会初日に第1コートで行なわれたダブルス1回戦には、彼女の帰りを心待ちにしていた人々が詰め掛け、観客席が満員になるほどだった。今後出場を予定している全米オープンでも地元の観客を大いに盛り上げてくれるだろう。

構成●スマッシュ編集部

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