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海外テニス

「50歳になっても選手をしているとしたら、それは私」43歳のビーナス・ウィリアムズが現役続行に意欲<SMASH>

スマッシュ編集部

2023.07.02

前哨戦のバーミンガムでは世界67位のジョルジを下し、芝での調整はうまく進んでいる様子だ。(C)Getty images

前哨戦のバーミンガムでは世界67位のジョルジを下し、芝での調整はうまく進んでいる様子だ。(C)Getty images

 6月17日に43歳の誕生日を迎えたばかりのビーナス・ウィリアムズ(アメリカ/世界ランク554位)は、まだまだ引退を考えてはいないようだ。

 ツアーデビューから29年目を迎えたビーナスは、開幕が迫るテニス四大大会「ウインブルドン」(7月3日~16日/イギリス・ロンドン/芝コート)に、24度目の出場を予定している。

 海外メディア『Sportskeeda』によると、最近のインタビューで今後のキャリアについて問われたビーナスは「今までにないことだけれど、50歳になってもプロテニス選手を続けられる人がいるとしたら、それは私ね」とコメント。

 妹のセレナは一足先に引退の道を選んだが、自身の引退の具体的な時期について質問されると「言えないわね」と回答を避けた。
 
 今季1月のオークランドで2試合を戦い、その後ハムストリングの故障で6カ月のツアー離脱を強いられたビーナスは、このリハビリ期間を「悪夢のようだった」と振り返る。

 また、ここ数年はフルスケジュールでのツアー参戦ができていない状態が続くが、それでも現役続行を貫く意欲はどこから湧いてくるのだろうか。

 ビーナス曰く、それは「ただプレーしたいから」とのことで、特段年齢に関する記録を目指したりということはないようだ。

「グランドスラム(四大大会)は私にとって最も意味のあるもの。常に競争心を持っていないといけない。でも、私は何かを目指しているというわけではないの。私のモチベーションはこれまでと同じように進み続けること。私はすでに、他の人がほとんど到達できないレベルに達しているわ」

 5度の優勝を誇るウインブルドンはビーナスにとって象徴的な大会と言えるだろう。また来年も、この伝統あるグラスコートで躍動する彼女の姿が見られるかもしれない。

構成●スマッシュ編集部

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