女子テニス界の新星イバ・ヨビッチ(アメリカ/世界ランキング36位)がツアー初優勝を果たした。17歳283日での戴冠は、今季のツアー最年少でもある。
「グアダラハラ・オープン」(メキシコ・グアダラハラ/ハードコート/WTA500)で決勝に進んだヨビッチは、コロンビアのエミリアナ・アランゴ(同53位)を6-4、6-1で撃破。第1セットこそ競り合ったものの、第2セットは圧巻の内容で主導権を握り、1時間半あまりで試合を締めくくっている。これで世界ランキングは73位から一気に36位へと浮上し、初めてトップ50入りを果たした。
アメリカ人選手としては、2021年のココ・ガウフ(同3位)以来となる10代でのツアータイトル獲得者となったヨビッチ。南カリフォルニア出身の17歳は、今シーズンここまで35勝13敗と勢いを増すばかりだ。
試合後、敗れたアランゴはSNSで「今日は夢見た結果ではなかったけど、全てのポイントがバトルで、このスポーツを愛する理由を思い出させてくれた。決勝で負けるのは簡単じゃないけれど、それは学び、成長し、より強く戻ってくる機会でもある。ありがとう、メキシコ。イバ、タイトルおめでとう!」と若き勝者に温かいメッセージを送った。
この快挙に、ベテランのツアー仲間からも称賛の声が相次いだ。世界7位のジェシカ・ペグラ(アメリカ)は「おめでとう、イバ!!」と祝福。ダニエル・コリンズ(アメリカ/67位)は「これが数多くの優勝の始まりよ」と期待を込め、ニック・キリオス(オーストラリア)も「可能性は無限大だ」とエールを送った。
実は、ヨビッチの今季最年少優勝は、今のツアーを席巻する10代旋風の象徴でもある。1月以降、10代選手が決勝に進んだのは7度あり、その全てで優勝を果たしているのだ。
とりわけ輝くのがヨビッチと同じ17歳ですでにトップ5入りしたミラ・アンドレーワ(ロシア)。ドバイでWTA1000大会の史上最年少優勝者(17歳299日)となり、続けてインディアンウェルズも制覇した。
また19歳のマヤ・ジョイント(オーストラリア/同46位)はラバトとイーストボーンでタイトルを獲得。当時18歳だったビクトリア・エムボコ(カナダ/同23位)は、主催者推薦で出場したモントリオール(WTA1000)で4人のグランドスラム優勝経験者を下し戴冠した。直近では19歳のティアントソア・ラコトマンガ・ラジャオナ(フランス/同131位)もサンパウロで初優勝を飾ったばかりだ。
WTAツアーは今、10代の台頭によって新たな時代を迎えている。
構成●スマッシュ編集部
【動画】ヨビッチがアランゴを下しツアー初優勝を飾ったグアダラハラOP決勝ハイライト
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「グアダラハラ・オープン」(メキシコ・グアダラハラ/ハードコート/WTA500)で決勝に進んだヨビッチは、コロンビアのエミリアナ・アランゴ(同53位)を6-4、6-1で撃破。第1セットこそ競り合ったものの、第2セットは圧巻の内容で主導権を握り、1時間半あまりで試合を締めくくっている。これで世界ランキングは73位から一気に36位へと浮上し、初めてトップ50入りを果たした。
アメリカ人選手としては、2021年のココ・ガウフ(同3位)以来となる10代でのツアータイトル獲得者となったヨビッチ。南カリフォルニア出身の17歳は、今シーズンここまで35勝13敗と勢いを増すばかりだ。
試合後、敗れたアランゴはSNSで「今日は夢見た結果ではなかったけど、全てのポイントがバトルで、このスポーツを愛する理由を思い出させてくれた。決勝で負けるのは簡単じゃないけれど、それは学び、成長し、より強く戻ってくる機会でもある。ありがとう、メキシコ。イバ、タイトルおめでとう!」と若き勝者に温かいメッセージを送った。
この快挙に、ベテランのツアー仲間からも称賛の声が相次いだ。世界7位のジェシカ・ペグラ(アメリカ)は「おめでとう、イバ!!」と祝福。ダニエル・コリンズ(アメリカ/67位)は「これが数多くの優勝の始まりよ」と期待を込め、ニック・キリオス(オーストラリア)も「可能性は無限大だ」とエールを送った。
実は、ヨビッチの今季最年少優勝は、今のツアーを席巻する10代旋風の象徴でもある。1月以降、10代選手が決勝に進んだのは7度あり、その全てで優勝を果たしているのだ。
とりわけ輝くのがヨビッチと同じ17歳ですでにトップ5入りしたミラ・アンドレーワ(ロシア)。ドバイでWTA1000大会の史上最年少優勝者(17歳299日)となり、続けてインディアンウェルズも制覇した。
また19歳のマヤ・ジョイント(オーストラリア/同46位)はラバトとイーストボーンでタイトルを獲得。当時18歳だったビクトリア・エムボコ(カナダ/同23位)は、主催者推薦で出場したモントリオール(WTA1000)で4人のグランドスラム優勝経験者を下し戴冠した。直近では19歳のティアントソア・ラコトマンガ・ラジャオナ(フランス/同131位)もサンパウロで初優勝を飾ったばかりだ。
WTAツアーは今、10代の台頭によって新たな時代を迎えている。
構成●スマッシュ編集部
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