現在ツアーを離れている女子テニス元世界ランキング2位のオンス・ジャバー(チュニジア/現79位)が11月11日に自身の公式SNSを更新し、夫のカリム・カムーン氏との間に第一子となる男の子を妊娠したことを発表した。
今回夫妻はインスタグラムに共同で1本の動画を投稿。動画でカムーン氏は妻がツアーで使用しているウイルソン製のミニラケットを、ジャバーは自身が過去2度の準優勝を経験している四大大会「ウインブルドン」(イギリス・ロンドン/芝コート)のロゴ入りベビー服を手にし、2人がハグを交わす姿が収められている。
同投稿でジャバーは「来年4月に男の子がチームに加わります」と発表。「リセットと充電のために少しの間休養していました。そして気付けば私たち史上“最も可愛いカムバック”の準備が整いました」と独特の表現を交えて綴り、ツアー復帰時期については「もう少し先になりそうです。だってもうすぐ...最も小さなチームメイトを迎えることになるから」と記している。
2022年から3年連続で「カレン・クランツキー スポーツマンシップ賞」(思いやりのある態度でプレーし、コート内外で他者に敬意を示した選手に贈られる賞)を受賞しているジャバーの人気ぶりは今回の発表でも明らかだった。
WTA(女子テニス協会)公式サイトによれば、投稿から30分足らずで5万件以上の「いいね!」を獲得。またパウラ・バドサ(スペイン/現25位)やバルボラ・クレイチコワ(チェコ/同65位)、アナスタシア・ポタポワ(ロシア/同51位)ら多くのツアー仲間からも祝福のコメントが寄せられている。
現在31歳のジャバーはこれまでに5つのツアータイトルを獲得しており、最高峰の四大大会では先述のウインブルドンを含め過去3度の準優勝(1度は全米オープン)を経験。22年6月にはキャリアハイの世界2位をマークし、アラブ諸国出身の女子選手として歴史的なキャリアを築いてきた。
しかし近年は度重なる故障に悩まされており、今年3月の「マイアミ・オープン」(ハードコート/WTA1000)では23年に負ったふくらはぎのケガが再発。7月のウインブルドンで1回戦を途中棄権して以降はツアーでプレーしていない。当時SNSでジャバーは「自分のことを最優先に考える」ためにテニスから離れることを決めたと伝えていた。
直近では先日サウジアラビア・リヤドで開催された女子シーズン最終戦「WTAファイナルズ」(ハード/FIN)の会場に姿を見せ、エジプト人テニス記者リーム・アブレイル氏による取材では自身の名を冠した慈善基金の立ち上げや、ドバイでのテニスアカデミー開校といったオフコートでの活動を楽しんでいること、そして心身共に準備が整った時に競技に復帰するつもりであることを明かしていたという。
新たな家族の誕生という大きな喜びを胸に、完全復活を目指すジャバー。彼女の“史上最も可愛いカムバック”がどんな形で実現するのか、注目だ。
文●中村光佑
【動画】第一子の妊娠を夫と共に発表したジャバーのインスタグラム
【関連記事】ケガに苦しんだ元世界2位ジャバーがテニス界からの一時離脱を表明!「生きることの喜びをもう一度見つけ出すべき時」<SMASH>
【関連記事】「子どもを持つという夢はトロフィーと共に消えた」悲願のグランドスラム制覇を3度逃したジャバーが悲痛な思いを吐露<SMASH>
今回夫妻はインスタグラムに共同で1本の動画を投稿。動画でカムーン氏は妻がツアーで使用しているウイルソン製のミニラケットを、ジャバーは自身が過去2度の準優勝を経験している四大大会「ウインブルドン」(イギリス・ロンドン/芝コート)のロゴ入りベビー服を手にし、2人がハグを交わす姿が収められている。
同投稿でジャバーは「来年4月に男の子がチームに加わります」と発表。「リセットと充電のために少しの間休養していました。そして気付けば私たち史上“最も可愛いカムバック”の準備が整いました」と独特の表現を交えて綴り、ツアー復帰時期については「もう少し先になりそうです。だってもうすぐ...最も小さなチームメイトを迎えることになるから」と記している。
2022年から3年連続で「カレン・クランツキー スポーツマンシップ賞」(思いやりのある態度でプレーし、コート内外で他者に敬意を示した選手に贈られる賞)を受賞しているジャバーの人気ぶりは今回の発表でも明らかだった。
WTA(女子テニス協会)公式サイトによれば、投稿から30分足らずで5万件以上の「いいね!」を獲得。またパウラ・バドサ(スペイン/現25位)やバルボラ・クレイチコワ(チェコ/同65位)、アナスタシア・ポタポワ(ロシア/同51位)ら多くのツアー仲間からも祝福のコメントが寄せられている。
現在31歳のジャバーはこれまでに5つのツアータイトルを獲得しており、最高峰の四大大会では先述のウインブルドンを含め過去3度の準優勝(1度は全米オープン)を経験。22年6月にはキャリアハイの世界2位をマークし、アラブ諸国出身の女子選手として歴史的なキャリアを築いてきた。
しかし近年は度重なる故障に悩まされており、今年3月の「マイアミ・オープン」(ハードコート/WTA1000)では23年に負ったふくらはぎのケガが再発。7月のウインブルドンで1回戦を途中棄権して以降はツアーでプレーしていない。当時SNSでジャバーは「自分のことを最優先に考える」ためにテニスから離れることを決めたと伝えていた。
直近では先日サウジアラビア・リヤドで開催された女子シーズン最終戦「WTAファイナルズ」(ハード/FIN)の会場に姿を見せ、エジプト人テニス記者リーム・アブレイル氏による取材では自身の名を冠した慈善基金の立ち上げや、ドバイでのテニスアカデミー開校といったオフコートでの活動を楽しんでいること、そして心身共に準備が整った時に競技に復帰するつもりであることを明かしていたという。
新たな家族の誕生という大きな喜びを胸に、完全復活を目指すジャバー。彼女の“史上最も可愛いカムバック”がどんな形で実現するのか、注目だ。
文●中村光佑
【動画】第一子の妊娠を夫と共に発表したジャバーのインスタグラム
【関連記事】ケガに苦しんだ元世界2位ジャバーがテニス界からの一時離脱を表明!「生きることの喜びをもう一度見つけ出すべき時」<SMASH>
【関連記事】「子どもを持つという夢はトロフィーと共に消えた」悲願のグランドスラム制覇を3度逃したジャバーが悲痛な思いを吐露<SMASH>
関連記事
- ケガに苦しんだ元世界2位ジャバーがテニス界からの一時離脱を表明!「生きることの喜びをもう一度見つけ出すべき時」<SMASH>
- ムチョバのプレーを「男子のよう」と評したレジェンドにジャバーらが反発!「性別に基づいた固定観念はやめて」<SMASH>
- 「子どもを持つという夢はトロフィーと共に消えた」悲願のグランドスラム制覇を3度逃したジャバーが悲痛な思いを吐露<SMASH>
- 全米OPへ強行出場したのは誤診が原因。ケガで今季後半を棒に振ったドレイパーは「偽りの希望を抱いてしまった」と回顧<SMASH>
- ケガの不安を抱えるズベレフが最終戦初戦勝利! サービス好調で「やるべきことをしっかりやれて満足」と手応え<SMASH>




