テニス界のスーパーレジェンド、ロジャー・フェデラー氏(スイス/44歳)が、2026年に国際テニス殿堂(International Tennis Hall of Fame)入りすることが決まったニュースはお伝えしたが、かつての英雄たちからの祝福メッセージもATP公式サイトで紹介され、話題となっている。
ビデオ通話で祝福を届けたのは、フェデラー氏が少年期に憧れた元王者のボリス・ベッカー氏(ドイツ/57歳)とステファン・エドバーグ氏(スウェーデン/59歳)。ベッカー氏はかつて、ノバク・ジョコビッチ(セルビア/現世界ランキング4位)のコーチとしてフェデラー陣営と対峙した経験を持つ。そうした視点から、同じ殿堂入りメンバーとなる44歳に最大級の賛辞を送った。
「あなたは本当にテニスを別次元の地図に載せた。あなたが勝ち始めた時、テニスとは無関係だった人ですらテニスを好きになった。それはあなたのおかげだ。あなたは史上最高のテニス選手の1人というだけでなく、史上最も重要なスポーツ選手だ」
一方のエドバーグ氏は、2014年から2シーズンにわたりフェデラー氏のコーチを務めた。32歳で挑んだより攻撃的なスタイルへの転換を支え、前年は叶わなかった四大大会決勝進出を3度も実現させた。
「国際テニス殿堂の一員になったこと、おめでとう。本当にふさわしい。あなたは信じられないキャリアを歩み、20のグランドスラム・タイトルが全てを物語っている」
また、女子テニス界の伝説であり、男女平等推進の旗手としても知られるビリー・ジーン・キング氏(アメリカ/82歳)は「あなたは私たちの多くにとってとても大きな存在でした。あなたには強さ、集中力、激しい情熱があった。あなたがどれほどこの競技を大切にしていたか、プレーを見るだけでわかった」と称えた。
さらに、かつて女子テニスを席巻した元世界1位のマルチナ・ヒンギス氏(スイス/45歳)も「コートに立つあなたは常に完璧で、簡単そうに見えた。多くの人はその裏にある汗を見ていないけれど、あなたは全てを effortless(苦労がないよう)に見せてしまう」と語った。
フェデラー氏は通算103度のツアー優勝、グランドスラム20勝、マスターズ1000では28冠を誇り、世界1位通算310週(うち237週連続)という記録を残した。ファン投票による「ATPファンズフェイバリット」を19年連続で受賞し、“スポーツ界のアカデミー賞”と称される「ローレウス世界スポーツ賞」を5度受賞するなど、22年の引退までテニス界のみならずスポーツ界全体に影響を与え続けた存在だ。これらの事実は、ベッカー氏の言葉の重みを裏付けている。
国際テニス殿堂入り式典は、来年の8月27日~29日にアメリカ・ロードアイランド州ニューポートで開催される予定だ。
構成●スマッシュ編集部
【画像】あの名シーンも!史上屈指のライバル、フェデラー&ナダルの“若かりし頃”ギャラリー
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ビデオ通話で祝福を届けたのは、フェデラー氏が少年期に憧れた元王者のボリス・ベッカー氏(ドイツ/57歳)とステファン・エドバーグ氏(スウェーデン/59歳)。ベッカー氏はかつて、ノバク・ジョコビッチ(セルビア/現世界ランキング4位)のコーチとしてフェデラー陣営と対峙した経験を持つ。そうした視点から、同じ殿堂入りメンバーとなる44歳に最大級の賛辞を送った。
「あなたは本当にテニスを別次元の地図に載せた。あなたが勝ち始めた時、テニスとは無関係だった人ですらテニスを好きになった。それはあなたのおかげだ。あなたは史上最高のテニス選手の1人というだけでなく、史上最も重要なスポーツ選手だ」
一方のエドバーグ氏は、2014年から2シーズンにわたりフェデラー氏のコーチを務めた。32歳で挑んだより攻撃的なスタイルへの転換を支え、前年は叶わなかった四大大会決勝進出を3度も実現させた。
「国際テニス殿堂の一員になったこと、おめでとう。本当にふさわしい。あなたは信じられないキャリアを歩み、20のグランドスラム・タイトルが全てを物語っている」
また、女子テニス界の伝説であり、男女平等推進の旗手としても知られるビリー・ジーン・キング氏(アメリカ/82歳)は「あなたは私たちの多くにとってとても大きな存在でした。あなたには強さ、集中力、激しい情熱があった。あなたがどれほどこの競技を大切にしていたか、プレーを見るだけでわかった」と称えた。
さらに、かつて女子テニスを席巻した元世界1位のマルチナ・ヒンギス氏(スイス/45歳)も「コートに立つあなたは常に完璧で、簡単そうに見えた。多くの人はその裏にある汗を見ていないけれど、あなたは全てを effortless(苦労がないよう)に見せてしまう」と語った。
フェデラー氏は通算103度のツアー優勝、グランドスラム20勝、マスターズ1000では28冠を誇り、世界1位通算310週(うち237週連続)という記録を残した。ファン投票による「ATPファンズフェイバリット」を19年連続で受賞し、“スポーツ界のアカデミー賞”と称される「ローレウス世界スポーツ賞」を5度受賞するなど、22年の引退までテニス界のみならずスポーツ界全体に影響を与え続けた存在だ。これらの事実は、ベッカー氏の言葉の重みを裏付けている。
国際テニス殿堂入り式典は、来年の8月27日~29日にアメリカ・ロードアイランド州ニューポートで開催される予定だ。
構成●スマッシュ編集部
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