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海外テニス

西岡良仁が逆転で決勝進出。長身レフティーを得意のストロークで崩し、2018年以来のツアー決勝進出【男子テニス】

スマッシュ編集部

2020.02.23

アンベールに逆転勝利の西岡。ツアー決勝進出は2年ぶり。(写真は今年の全豪オープン)。写真:山崎賢人(THE DIGEST写真部)

アンベールに逆転勝利の西岡。ツアー決勝進出は2年ぶり。(写真は今年の全豪オープン)。写真:山崎賢人(THE DIGEST写真部)

 男子テニスツアー「デルレイビーチ・オープン」(アメリカ・フロリダ)は、22日(日本時間23日未明)にシングルス準決勝が行なわれ、西岡良仁(ミキハウス)がウーゴ・アンベール(フランス)を1-6、6-4、6-0の逆転で破り、決勝進出を決めた。

 昨日と同様、強い風の吹きすさぶデルレイビーチ。この日は特に天候が悪く、時折、小雨が降る中で試合が行なわれた。そんな天候に悩まされてか、西岡は第1セット、第2、第4ゲームで立て続けにブレークを許し、0-4となってしまう。

 するとここで強い雨が降りはじめ、試合は30分ほど中断。これを恵みの雨としたい西岡だったが、長身の左利きから繰り出される相手の鋭いサービスを攻略できず、1-6でセットを落とした。
 
 第2セット、西岡から2-1となったところで、雨による2度目の中断。約1時間後に再開されると、ここでようやく調子を取り戻しはじめた西岡が、得意のストローク戦でポイントを重ね、試合を優位に進める。5-4となった相手サービスの第10ゲームで、セットポイントを迎えると、アンベールが痛恨のダブルフォールトを犯し、セットオールとなった。

 第3セットも、西岡は集中を切らさず、緩急をつけたストロークで相手のミスを引き出す。3度のブレークに成功し、1時間41分で試合にピリオドを打った。

 ツアーでの決勝進出は、2018年に優勝した深セン・オープン以来の西岡。決勝では、ライリー・オペルカ(アメリカ)とミロシュ・ラオニッチ(カナダ)の勝者と対戦する。

 なおこの勝利により、来週更新される世界ランキングで、西岡は49位以上にランクされることが確定。自身初のトップ50入りとなる。

構成●スマッシュ編集部

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